まだまだ球春到来と言えないような寒さが続きますがいかがお過ごしでしょうか。
京都の春季大会は他府県に比べると遅い4月中旬から始まりますが、抽選会は真冬の2月1日にあります。
早速ですが初戦の相手は須知高校に決まりました。
同じブロックには東稜・同志社国際・紫野が入っています。
それを勝ち抜けば2次戦に進出です。
思い返せば去年の春季大会はセンバツ大会ベスト8の福知山成美を下し、ベスト4と躍進しました。
しかし、結果的には夏の選手権予選につなげることが出来なかった。
今年はその反省を活かした大会にしたいと思います。
先輩の悔し涙の上に現チームがあることを忘れずに行きたいものです。
さて、この抽選会では最近話題になっている「タイブレーク」を討論の末、導入することが決まりました。
私自身タイブレークは中学3年生のときに経験して以来ですが。
タイブレークとは延長戦になった際に1アウト満塁でどちらが多く得点したかで勝敗を決する方法です。
各方面で賛否がありますが。
導入する理由は延長15回を投げる投手の負担軽減、試合の迅速化、引き分け再試合を無くすことで大会日程のスリム化、国際大会への導入に合わせるというところです。
反対派は、延長戦での決着をつけられなくなり高校野球の美学?文化?が損なわれる。
投手の枚数を多く用意できる私学のほうが有利になる。
試合が均衡した場合タイブレークを考えながら試合を運ばなければならない。などなど。
いろいろありますが。
要は、日本で特に高校野球で反対意見が出るかというと延長戦での「決着」という精神的な攻防が日々の鍛錬が現れるという考えがあるからではないでしょうか?
日本の武士道のような考えですね。
タイブレークは初めからランナーが置かれて状況が設定されている。
そこからの戦術や運不運も含めた「ゲーム性」が高くなるところに違和感を感じるのではないかと考えます。
海外の(特にアメリカ大陸)の野球は非常にゲーム性が高いですが、日本は「勝負」や「決着」という精神勝負を好みます。
また、タイブレークによって試合の流れが切れたり間延びすることもそういうことに重きを置く日本人には合ってないのかもしれません。
とはいえ国際大会に導入されていますが、メジャーリーグには存在しなかったはずです。
今回の春季大会に導入することは決まりましたが今年の選手権予選や秋季大会では導入しないということも決められました。
私が感じた大事なポイントは・・・
①延長12回終了後に導入される
②打順は継続打順ではなく申告制(どこからでもよい)
③リエントリーができない
④投手もランナーに行かなければならない
⑤0アウト1・2塁からスタートする
これを受けて、選手たちにグループディスカッションで戦術を考えさせてみました。
彼らの考えでは強攻するならゲッツーがないような足の速い選手をバッターに送るというのが多かったように思います。
普通に送りバントを選択した班は少なくほとんどが強攻策。
さすが、攻撃型のチーム方針が浸透しています。
というか、バントをする自信がないのでしょうか。笑
他にはもっと極端な強硬策もありましたが、実際にそうなったら選手たちとベンチで決めても面白いかもしれません。
タイブレークの練習をするとかタイブレーク用の投手を用意するとかいう話がありますが、そんな時間があればいいですが。
延長12回なので滅多に経験できないかもしれませんが、もしその場面に遭遇すれば楽しんでやりたいとワクワクします。
春季大会まであと2か月半。
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