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2014年5月26日月曜日

監督の健康診断の結果とチームの打撃力

今日は朝から雨の予報できたが午前は小雨が通るくらいで。

昼過ぎまで良いグランドコンディションでしたが、6限目で雨がしとしと降り出しました。

多くの部活が校舎や軒先で練習する中、例のごとく今日もここぞと「雨の練習」が始まりました。

今日は、雨の中で試合形式の実践練習。

投手もなかなかストライクを入れるのに苦労していましたがみんなそれぞれが工夫していました。

雨の場合の多くなる球種と打ち方、審判のストライクゾーンが甘くなること、バントの考え方、守備の心構え、送球の注意点、走塁の積極性など細かい内容を自分たちで話し合って確認していました。

こういう雨の振り出しから徐々にコンディションが悪くなる状況なんて年に数回しかない状況です。

作ってできる状況ではないので今日も貴重な練習ができました。



さて、話は変わりますが。

5月の教職員定期健康診断がありました。

毎年気になるのは体重。

先日久しぶりに会った友人にも「太ったな」と言われ、女子のように気にしてしまう始末。

結果は「4㎏増加。」

早速、キャプテンにそのことを報告すると、「すごいですね」と半笑い。

とは言えその後すぐに「僕もそれくらい増やしたいです」と。



高校野球でウエイトトレーニングが導入されて久しくなりましたが、今や本格的なトレーニングをどこのチームも導入しています。

そして同時に栄養を正しく取るための「食育」に力を入れるチームが増え、体重管理を徹底するチームが増えてきました。

チームデータで平均体重が指標にされる時代になりました。

もちろん我々もトレーニング・食育・体重管理をするチームです。


なぜ、体重が必要なのか?


10年ほど前にバットの規格が変更になったのをご存じでしょうか?

900グラム以下のバットの使用が認められなくなりました。

打球速度が速くなりすぎて投手が危険であるなどの理由があるらしいですが。

さらに10年ほど前になると甲子園の俗に言う「ラッキーゾーン」というのが廃止されました。

どちらも高校生の打撃力(技術も含めて)が向上しているからです。


投手目線で言うと、2,30年前はカーブが主体のピッチング。イメージは荒木大輔や桑田真澄投手。

10年ほど前はスライダーが主体。松坂大輔選手が京都成章をスライダーで三振をとりまくってましたね。

で、この数年で出てきた球種は「落ちる球」です。

高校生がフォークを投げると肘を痛めるからどうこうと言うのは昔の話。

2番手や3番手の投手でも今はチェンジアップやフォークを投げます。

この投手の変化も全て「高校生の打撃力の向上」があるからです。



今の高校野球は「超攻撃野球」

打てないと勝てないし、好投手でも必ず打ち崩されます。

チームの打撃力アップは必須課題です。

そのために2年半の短い間で体重を増やして打撃速度を上げ、打撃練習に多くの時間を費やします。



ところで監督の体重が1年で増えた理由ですが。

この1年間、短い練習時間をフルに打撃練習に費やした結果です。

ノックの時間を削って打撃に当てたため、今年はほとんどノックを打っていません。

守備練習は打撃練習の打球を受けたり実践での守備を練習に当てています。

そのほうがいわゆる「生きた球」を受けることができるしうまくなると考えたのも一つの理由です。

そもそも今の高校生の打球をノックで再現することは不可能です。

とはいえノックを中心とする守備練習が不要であるとは考えていません。

時間が許すならノックをしたいと考えています。


しかしこのチームの打撃練習の日々はまだまだ続くので、私は打撃投手でも努めて汗を流そうと思います。
雨練習後のグランド整備。水が浮いてますね。
トレーニング日誌。 体重チームナンバーワンはもちろん監督です。

2014年5月19日月曜日

夏への準備

昨日、中高時代の友人と久しぶりに食事に行きました。

その友人は中学時代こそ同じ野球部だったのですが高校はラグビー部。

ですが、6年間同じクラスという何とも縁深い関係です。

そんな彼が先日の春季大会に来てくれて、スタンドで声をかけてくれたことで食事に行くことになりました。

彼曰く「ブログ読んだら居ても立ってもいられなくなって球場に足を運んだ」とのこと。

少しは野球部の役に立てるブログになったのかと嬉しく思います。



さて、春季大会の準決勝は宿敵立命館宇治に1-8と惨敗。

続く3位決定戦は鳥羽に5-6と惜敗しました。


まずは近畿大会を目標にしてきただけに4位で行けなかったことが悔やまれます。

しかし、春季大会で公式戦を合計7試合(内、球場での試合は4試合)を戦うことができて、メンバーにとってもメンバー外にとっても価値のある春季大会になりました。

公式戦での雰囲気を味わえることや、多くの選手が試合経験を積んだことは1次戦敗退したチームとはシード権以上に大きなアドバンテージになったと思います。

また、課題が明らかになりました。

攻撃に重点を置いた分、合計得点は33点で1試合平均4,7点と攻撃力は強化されました。

しかし、合計失点は22失点ですが、そのうち準決勝以降の3試合の失点は18点、1試合平均は6点。

原因は投手のスタミナ不足(一言で言いすぎですが)と野手の守備力の弱さにあります。

投手に関しては投球動作の改善と走り込み、そして2枚目以降の投手の育成が課題。

野手に関しては、守備力の強化と細かいフォーメーションの確認が必要です。


とはいえ、守備にそんなに時間を割くわけにも行かないので工夫した練習方法が求められます。

打撃練習を中心にした練習内容でいかに守備力を強化するか。

難しい問題ですが、こういうことを考えられるのが立命館の選手の強みです。


夏にはさらにパワーアップしたチームをまたお見せできるようにがんばりますので、引き続き応援よろしくお願いします。

春季大会にたくさんの方に足を運んでいただきました。ありがとうございます。

夏もぜひ球場に来ていただきまして応援下さい。

試合終了後、応援に来てくれた女子生徒にもらったシューアイス。
『お疲れ様でした!!みんなで買いました!」
うれしくも恥ずかしく、スタンドで負けてひとりシューアイスをいただきました。 
大会中は自分たちでデータ分析。 
昼休みの食事会の時間を使って全員で確認。
練習休みの日は体は休めますが頭は休めません。by主将藤田怜

2014年5月6日火曜日

藤森神社と準々決勝の結果

朝から、しとしと雨が降った天気でしたが幸いにも試合が中止にはなりませんでした。

恵みの雨か、生憎の雨か。

同じ雨でも考え方次第です。


試合前のミーティング。

「5月5日の今日は我々の氏神の藤森神社のお祭りやから縁起がいい。必勝祈願も行ってるお前らには神さんも味方してくれるやろう」

本当にそのように神さんに味方してもらったようなゲーム内容でした。

先発小橋の2失点(1点は大暴投)のビハインドスタート。

再三チャンスを作るもバントミスが流れを止める。

雨の中、小橋も制球を乱す。


苦しい展開ながらも、ランナーを出しても粘る守備、チャンスをつぶしてもまた粘る攻撃。

追い上げながらも要所で得点できて6-4で逃げ切ることができました。

試合直後に第2試合の中止が決定。

最悪のコンディションでよく粘って勝てたものです。感謝感謝。


とはいえ、日頃から雨の練習をしています。

夏の大会で突然の大雨でも試合続行で涙を飲んでいるチームを今まで数多く見てきました。

3年間一生懸命やってきたのに天気の気まぐれで負けるなんて悔しすぎる。

それなら雨を味方にしよう。


野球選手は雨をどうしても嫌がります。

湿気の多い日でさえ投手は指のかかりが変わるというぐらいです。

我がチームも小雨が朝から降っていると校舎にこもってグランドにも出てこないチームでした。

雨天練習場のあるチームも雨が降ればすぐに屋内に入るとのことです。

こういう意識を変えるために、昔使っていたグローブを雨用にすること、カッパ(あるいはウインドブレーカー)を着て練習すること、そして雨でも使える「レインボール」を使用しました。

それからは、雨でもサッカー部が練習するように野球部も平気で練習できるようになりました。

その、万に一つの準備がこういうときに役立つものです。



だとしても、今回のゲームは神さんに助けられたと思います。

「今日は我々は運が良かった。藤森さんがお祭りで縁起のええ日でよかった。」

そう思って帰宅道中、ほとんどの地域の神社は今日がお祭りなのだと気付きました。笑



もうひとつ、ぬれたボールを必死で拭いて投手に渡してくれたボールボーイの3年の皆川、中村には感激しました。
なんとか、近畿大会に出てもう一度ベンチ入りのチャンスをあげたい。そう思います。ありがとう。


次戦は5月10日(土)9時半開始 相手は京都成章と立命館宇治の勝者。
その試合に勝っても負けても5月11日(日)決勝と3位決定戦。
3位以内に入れば近畿大会出場。