ページ

2015年12月29日火曜日

冬キャンプ 終了

天候に恵まれただけで来年はいいことありそうと思えるほど、心が前向きになるキャンプでした。

3日間の日程を終えて2015年の練習を締めました。

今年は力を出し切れず、また自分達の力の無さを痛感した1年でした。

春準優勝、夏3回戦敗退、秋一次戦敗退。

尻すぼみの1年になるかと思いましたが、12月は徐々にチームとしての手応えが感じられるようになってきました。

年末の冬キャンプも新しく取り組みを起こし非常に充実したものになりました。

また、一方でキャンプ前に参加した広島での勉強会では監督としてこの一年の勉強の甘さを感じました。

まだまだチームとしても監督としても足りないことだらけですが、来年は歴史に残るような改革が実現できそうです。

来年は改革、飛躍、勝負勝負!!

※写真は最終日にやっぱりお決まりの白良浜で走り納め。

2015年12月27日日曜日

新 冬キャンプ


去年は学校で冬キャンプをしましたが、諸般の事情により今年は和歌山県白浜町にて3日間の日程で行っています。


一昨年前までは白良浜で走り込みのみのキャンプをしていましたが、今年は白浜球場とその目の前にある江津良浜で技術練習とトレーニングをします。

今日の天気は快晴。
最高気温は13度。
風も冷たくなく少し走ると汗ばむくらいです。

京都は最高気温が8度ということですのでかなり暖かい環境でノックもバッティングもできます。

浜とグランドも100メートル程しか離れていないの2班にわけて少数でみっちり練習できます。

また今回はレベル別に練習内容を分けてやることでそれぞれのレベルで足らないことを再認識しながら練習しています。

まだ2日目ですが非常に手応えのある充実したキャンプになりそうです。

2015年12月21日月曜日

卒業生

今日は現大学3回生の卒業生たちの忘年会?に呼ばれて行ってきました。

この年代は私が母校に帰ってきた初年の秋に部長としてベンチに入った学年で、その大会で近畿大会まで行きました。

卒業のときに飲める年になったら飲みに行こうと言ってから3年で彼らは21歳。

まだ大学生なので見た目はまだまだ幼く学生ですが、飲んで話をすると3年の長さを感じる程中身は大人になっていました。

就職を目の前にして、改めて高校での辛くても楽しんだ経験を友人と供に噛み締めているようでした。



一昨日は逆に先輩に呼んで頂いた席に行ってきました。

いつも2つ上の先輩方には可愛がっていただいているのですが、今回はさらに上の、そのまた上の先輩方の忘年会に出させてもらいました。

具体的に言うと、私は先代の中村監督の教え子ですがその前の建部監督とそのまた先代の北清水監督の狭間の世代の方が1番上の世代で年齢で言うと12個上。

それだけでも歴史を感じますが、懐かしい『三角』という言葉が飛び交うなど、最年少の私からすると高校1年の戦々恐々な頃にワープした感覚でした。

そう考えると、先輩に呼ばれて『飲め飲めー』と言う体育会の雰囲気からすると、今日の大学生の方が大人しく飲んでいたように感じました。笑

後輩は何年経っても後輩ですし、先生は何年経っても先生なんですね。

卒業してからこうやって集まれることに幸せを感じながら、卒業生のためにも悲願の甲子園へ行かないとと思う週末でした。


野球部は26日から和歌山の白浜球場で締めの合宿をします。

例年、白浜でランニングとトレーニングに特化した合宿をしていましたが今年は球場での技術練習も加えて追い込んで行きます。

年末に和歌山にお越しの場合は是非激励に来てやって下さい。

2015年12月7日月曜日

着工

キャンパス移転して1年が過ぎ、ようやく『アレ』が出来ます。

1ヶ月ほどで完成するようですが本当に楽しみです。

様々な方のご支援があって着工を迎えました。

立命館高校が生まれ変わる第一弾。

来年はドンドン改革を進めて行きます。

2015年11月19日木曜日

会話できる選手

ある本に出会いました。

高校時代からお世話になっていた国語の先生から薦められた本です。

私は「これいいよ」と言われた本は必ず買うようにしています。

理由は2つ。

自分で選んだ本でもなかなかヒットしない中で身近な誰かがヒットしたわけだから間違いないだろうという安易な考え。

薦めた人間がどんな本を読んでいるのか知ることでその人の考えをわかるかもしれないということ。

そんな理由でないとジャンルが違う本なんて手にすることはありませんから。


「イチオシBook」に掲載したものもありますが今回は久しぶりの大ヒットでした。



『「言語技術」が日本のサッカーを変える』田嶋幸三著


サッカーの本なんて手にすることはありませんでしたが読んでみて仰天。

前書きに、ヨーロッパの選手が試合中に退場が一人出て10人になったときに残された選手はベンチを一度とみること無く自分たちで考えて試合を再開したということがありました。

ヨーロッパの選手は学校やサッカースクールで自分の意見を相手に伝える「言語技術」を習得します。

日本の選手はサッカーに限らず指示を待ちます。

野球はもちろんサインプレーがありますが作戦を実行するのは自分の判断ですし、そもそもサインが出るのは試合の中でもほんの一瞬。

ほとんどが自分で判断しなくてはなりません。

振るか、振らないか。 走るか、止まるか。

そんな簡単なことだけではありません。

バッテリー間の18.44メートルの間に1試合で300回近い決断があります。


しかし、「なんで振らないんだ」の問いに選手は「はい」
「その球は甘かっただろ」に「はい」
「わかってんのか?」に「はい」

家に帰れば母親から「今日はどうだったの?」に「微妙~」
「早く勉強しなさい」に「うざい」

こんな状態の子供じみた選手が9人集まっても強豪校にかなうわけありません。

昨今、若者のコミュニケーション不足が問題視されています。

もちろん我が野球部も例外ではありません。

この本では寄宿舎生活の中で「言語技術」を鍛えるプログラムを組まれています。

その中で中学生たちはエリートとして教育を受けます。


目指している「大人な考えを持つ集団」はそういうことで育っていくのでしょう。

「勉強ができる」ことが武器ですがテストの点数が良いだけでは何の意味もありません。

それよりも今までの傾向を見ると「会話できる」選手が伸びています。

話せる選手を磨いていけばもっと伸びていきそうです。

また、話せる選手を増やしていけばチームは「大人な考えを持つ集団」に近づくでしょうしエリート意識も芽生えるのでは無いかと思いました。

今まで自然発生的にミーティングなどでコミュニケーションを鍛えていましたが、改めて勉強をし直して「言語技術」を鍛えていこうと思います。



何より私のミーティングで話すこともわかりにくいし、「えー」「あー」も多いし、話が良く飛ぶし、結論を言う前に次に行くしと滅裂なわけです。

「難しい監督」「何を考えているかわからん」など選手の印象もあるでしょう。

自分も鍛え直して会話できる監督になろうと思いました。

2015年11月2日月曜日

日本選手権

毎年、見に行ってます。

毎年、目の前で大学後輩の柳田選手は良い場面で打ちます。

今年も打ちました。

今日は月曜日ということもあってたくさんの高校生が見学に来ていました。

本物の一発勝負は勉強になります。

今年は走塁と配球を中心に見てみました。

結論はどちらもシンプルでした。

配球は後輩の社会人選手が言っていたことですが「余計な球は投げない」らしいです。

今日はホンダとパナソニックの投手戦でしたがどにらも本当に無駄が無い。

高校生はキャッチャーがいかに無駄な球を投げさしているか。

もっとシンプルにやらせたいものです。

とは言え社会人レベルでは「駆け引き」がプラスされますからそこに野球人としての嗅覚が必要になるのですね。

投球間のピッチャーとバッターの所作に駆け引きが現れるのが見れるのが社会人野球の醍醐味ではないでしょうか。



今日は1人だったのでスッと席に座ったのですが目の前に座っていたのが大阪の某有名高校の監督でした。

通る人通る人挨拶をされていました。

少し悔しい気持ちもありましたが何か盗めないかと思いしばらく我慢して座っていました。

いつかはその位置の監督になれるように今はただひたすらに勉強あるのみ。

2015年11月1日日曜日

清和会とハローウィン

久しぶりの投稿です。

立命館高校にはOBOGが集まる清和会というものがあります。

清和会は伝統ある立命館にとってはなくてはならない大きな組織です。

野球部のOB会とは比べものにならないくらいの規模です。

毎年この時期にウエスティン都ホテルで総会が行われますが、私は教員としても清和会員としても出席しています。


今年は総会の前に「どんだけー!」のIKKOさんの講演があるなど著名人も来られる規模のものです。

私はいつも懇親会だけ出席しますが人の多さに立命館の伝統も規模の大きさにいつも圧倒されます。

同級生は毎年そんなに多く出席しませんが仕事の関係で出てくる人が多いようです。

今年は同期の野球部の一人と会が終わってから2人で飲み直しに行きました。

毎日野球漬けの私にとってみると学生のときに歩き回った木屋町が懐かしく感じながら歩いていましたが、、

どーしても気になることがあります。

清和会に行く前から地下鉄でも気づいていました。

仮装した人々。

今日はハローウィンなんですね。

けど私は、口が裂けたメイクやゾンビのメイクをした女性、着ぐるみを着た男性やバニーガールを見て正直呆れてしまいました。

日本大丈夫か??

けどその後行った先輩のお店で「我々の考えが古すぎるんだ」と言われて自分が「最近の若いもんは」というオッサンくさい事を言いそうになっていたことに気づきました。

時代は常に進んでいるんだ。

当たり前のことで受け入れられていない自分に恥ずかしく思いながら「ハッピーハローウィン」という言葉を聞き流して木屋町を後にしました。

時代の先を行く高校生の先に立たないと。

明日は仮装してグランドに出るか。。。

それはまた違うなと感じながら電車に揺られています。


久しぶりの投稿なのにゆる〜い内容ですみません。


2015年8月21日金曜日

夏の名残と秋季大会1回戦

週刊朝日という雑誌社の別冊甲子園という雑誌のグラビアに本校野球部が掲載されました。

内容は数年前から力を入れている食育について。

ネットを通じた広報活動が東京の雑誌社の目に留まったようです。

それにしても子供たちはいい笑顔を見せてくれます。

記事の内容は読んで頂ければわかりますが、最後に私の体型についてのオチがついてます。


夏の余韻を感じる記事の後ですが秋季大会がもう始まります。

一般的にはまだ夏ですが。

8月22日土曜日12時半から洛西高校にて対洛西高校です。

大会関係者以外は駐車できませんのでご理解下さい。

2015年8月5日水曜日

お誕生日と夏キャンプ

敗戦から2週間が過ぎて、気持ちを切り替えて昨日から和歌山キャンプに来ています。

新チームは前チームにメンバー入りしていた選手も多くて連携プレーや走塁が早いペースで仕上がっていきます。

弱点を克服してこのオープン戦を毎試合勝ちにこだわって成長していけばチャンスのあるチームだと思います。

今回は夢叶うまで妥協を許さず自立したチームを目指します。

私も指導者としてもっと妥協を許さず自己研鑽を重ねていきます。


さて、私事で恐縮ですが8月5日は30歳の誕生日です。

キャンプ前の3日に家内からプレゼントを貰い「毎年誕生日いないよね」と言われてしまいました。

夏生まれの私はいつも野球のシーズンと誕生日が重なって合宿や遠征で家に居ることがあまりありません。

今日はそんな誕生日ですが気にすることなく充実した練習に満足していましたが。

選手との夕食中に突然照明が暗くなり、スポットライトが眩しく光りました。

ホテル側のミスかと思っていましたが3年生の2人が出てきて突然漫才。

レクレーションでもしてくれるかと思ったらみんなでハッピーバースデーを歌ってくれました。

そして帰り道に3年生が出し合って買ってくれたケーキまで出てきました。

とってもハッピーな気持ちになれました。

明日も子供たちのために頑張ろうと活力がみなぎってきました。

2015年7月3日金曜日

夏は何も起こらない

梅雨真っ只中といった天気です。

先週は平日の水曜日から土曜日まで学校の宿泊施設を使って合宿をしました。

合宿では少し遅くまでグランドで練習ができます。

また、食事もこちらでコントロール出来るのでたくさん食べさせることもできます。

さらに、通学時間が無くなるので選手達は時間を目一杯、有意義に使えます。

練習と授業とで週末はヘトヘトの状態でオープン戦をこなしました。

しっかり練習できたので来週くらいには体調がどんどん上がって来ることに期待出来ます。

合宿中に改めて立命館らしい感心するような光景を見ました。

ヘトヘトでお腹いっぱいご飯も食べさせられ、素振りもして10時になってすぐ寝るかと思えば。

何人もがミーティングルームに集まって勉強をしていました。

野球と勉強の両立が当たり前のように出来ている成果が見えました。

本当に彼らは高校生の鏡のような人間だと改めて思います。

こんな選手が野球で勝つから値打ちがあるのだと私は信じています。



さて、土曜日に抽選会がありました。

ご存知の通り、14日あやべ球場で嵯峨野と、久御山の勝者と対戦します。

おかげさまで春の2位なので第2シードで引かせていただけました。

対戦相手がどこに決まろうが自分達の野球をより完璧に出来るかに集中しようと思います。

コーチとOBさんとの会話の中で出てきた言葉が大変印象的です。

「夏は何かが起こる」と言われるが、何かを起こさせてるのは自分達の心がそうさせてるということ。あるいは周りの人間の心が何か起きてほしいと期待するから。ということは自分達の心がブレなければ「夏は何も起こらない」ということになります。

実力通り自分達の力を発揮できるのは自分達の心次第。

野球も勉強も頑張れる大人な人間力がここで発揮されるのですね。


2015年6月8日月曜日

教育実習生

毎年、6月になると教育実習生として卒業生が訪れます。

今年も野球部の卒業生が2名帰ってきています。

彼らが教員になって野球を続けてくれるかどうかはわかりませんが、いつまでも野球を愛し続けて欲しいと思います。

久しぶりに後輩のためにノックを打ってくれる様子を見るとそんな心配は余計かもしれませんが。

熱い指導をしてくれています。


先週日曜日はグランドにたくさんの卒業生が訪れてくれました。

それぞれの道を進んで大学生活をしてくれているようです。

卒業後も変わらず野球好きで後輩想いの先輩であってください。

今年は3、4回生を集めて食事会が出来ればええなと企画を考えています。

大学卒業しても一生付き合って行きたい、みんなそう思わせてくれます。

20歳を過ぎたところでみんなで集まりましょうか。


左から準硬式の岩橋、留学帰りの青地、4回生スポ健の西村、教育実習生の福原、アメリカの大学に在学中の赤沼、三菱京都ダイヤフェニックスの近澤、村上、桜井

2015年5月21日木曜日

春季大会準優勝とテスト勉強

先週末、春季大会の準決勝と決勝が行われました。

準決勝の相手は昨年敗れた立命館宇治。

今年はセンバツにも出場されてレベルアップしたチームでしたが、我々も日頃の成果を発揮して挑みました。

結果は6ー3で勝利し決勝に駒を進めることができました。

立命館宇治に公式戦で勝ったのは恐らく11年振りくらいでしょうか?

私の1つ下の後輩たちが勝ったのを覚えています。


そして、8年ぶりに決勝に進みその相手は王者の龍谷大学附属平安高校。

府内で25連勝中だそうです。

平安と当たったのは4年前の秋と春に当たりました。

秋の試合では一進一退で最後はエンドランが決まって勝ちました。

当時、責任教師としてベンチに入った景色を今でも覚えています。

とにかく攻めて攻めて。

今回も攻めまくる覚悟で臨みました。

結果は4ー7で敗退。

ヒット数は立命が10本、平安が11本。

10本打っても4点しか与えないところが今の平安の強さなのかと感じました。

とはいえ、結果は準優勝。

6試合で57得点。

攻撃的なチームに仕上がってきたでしょうか。

選手達は本当によく頑張った。

強打のチームという評価をいただいていますが、我がグランドにはバッティングゲージもないですし、バッティング練習は週に3、4回。

みんな家でバットを振ってきた証ですね。

敗退後、ミーティングも手短にして、風のようにさっさと退散。

今日は帰って練習ではなく。

テスト勉強。

野球で結果残して、勉強も頑張る。

これほど学生としてカッコいいことはありません。

今週はテストに集中して、来週から夏に向けて再スタート。


2015年5月9日土曜日

準決勝結果と観覧席

準決勝は京都すばる戦。

昨年夏に準優勝したバッテリーが残るチームにどう立ち向かうかでした。

恐らく下馬評は立命館の打線もここまでかと思われてたでしょうが、開けてみれば9ー1のコールド勝ち。

相手投手が制球を乱してくれたことと、相手の打球が野手の正面だったりゲッツーだったりのラッキーもありました。


しかし、うちの選手も集中力を切らさずよく頑張ったと思います。

それにしても攻撃の時間が長かった。

1時半ころに試合は終わってましたが3時前にはグランドに戻って練習をしています。

終わってからの退散も慣れたもんです。

長岡京キャンパスはアクセスが良くなったので試合後の練習が可能になりました。

時間がない中での工夫です。


その新グランドですが、バックネット裏に立派な観覧席ができました。

保護者会とOB会の皆様のおかげです。

ありがとうございます。

座ればグランドが良く見渡せますので練習の様子も是非ご覧ください。

さて、次戦は来週土曜日の9時半からわかさスタジアムで立命館宇治戦です。

昨年は負けましたので今年はリベンジに燃えています。

おのずと練習に気合いが入りますが、監督はと言いますと。

京都駅で新幹線を待っています。

実は今から中学一年生のオリエンテーション合宿に遅れて参加。岐阜の郡上八幡まで行きます。

疲れてますが選手も頑張ってますので私も負けじと頑張ります。



2015年4月28日火曜日

元コーチと時は命なり

大分からの帰りに元コーチが指導されている高校がある広島に寄りました。

広島駅のホームに降りて初めにすれ違った人がセーラー服を着た水兵さんでした。

さすが港町、広島。

学校最寄りの駅まで4両編成のローカル線に揺られて30分。

そこからタクシーで20分ほど走った山の中に学校はありました。

久しぶりに会ったのでうれしくてたくさん話をしたかったのですが早々にノックが始まります。

生徒も校舎の中からグランドまでカバンを持って全力疾走。

なぜこれ程慌ただしいかと言うと、この学校は4時半まで授業をして6時にはスクールバスに乗って帰らないと行けないのです。

練習時間は実質50分。

我々の高校よりはるかに時間はありません。

そのために様々な工夫をされています。

選手も自ずと全力疾走になります。

無駄なくキビキビと守備練習を終えてあっという間に練習終了。

着替えたかと思ったらバスに乗って帰って行きました。

私学の進学校はどこも時間を上手に使われます。

見習わなければなりません。



選手には常々「時間=命」と教えています。

人生は限られた時間しか生きられないわけですから、1秒も無駄にしては勿体無い。

ましてや高校野球を出来る時間はたった2年半。

時間の使い方に人間性が表れます。

もっと今できることはないだろうか?

こんな時間の使い方で良いのか?常に振り返りたいものです。

あともう一つ「後になって焦るな」ということ。

これも同じ。

明日死ぬと分かったらそんな過ごし方しますか?

極端な質問ですが、高校生なら、明日背番号発表ならそんな練習しますか?

あるいは、明日夏の予選ならそんな練習しますか?

明日大事な試験があればそんな授業の受け方しますか?

後になって焦るのではなく今できる事を最大限やろう。

来たる時のために長期的な準備をしよう。

時を大切に。命を大切に使おう。

2015年4月27日月曜日

3回戦の結果と失敗の仕方

紫野高校との3回戦は序盤にホームランを含む2点を先制したものの、直ぐに追いつかれてしまい2ー2。

守備のリズムを悪くした結果、攻撃を焦ってしまって6回まで並行。

終盤にスクイズを含む2点を奪うも最終回にランナーを貯めてヒットで1点を失い、ツーアウト満塁フルカウントまで詰め寄られて何とかしのいだという試合でした。

普段からうるさく指導していることですが、自分の思うようにいかなかった時に心がブレては行けないということがいかに大事か痛感したのではないでしょうか。

失敗したときに平気で表情に出したり、とたんに投げやりになったり、イライラしたり、諦めたり。。。

野球はバッティングだけで言っても良くて7割が失敗な訳ですから「失敗のスポーツ」とも言われます。

その失敗にどのように向かい処理ができて、次に活かせるかが大切です。

だから一喜一憂しては行けないわけです。

高校生だからまだまだ、打てれば勢いに乗るしピッチャーが調子良ければ打線もさらに乗ります。

逆もしかり。

当然ですが失敗の処理の仕方は野球にが限った話ではありません。

世の中うまくいかないほうが多いのですから。

私の人生をなんて打率にしたら2割切るかもしれません。(笑)

それでも何度もチャレンジして同じ失敗を繰り返さないように毎回少しでも成長出来るようにします。

「つまずく時はいつも前のめり。転んだら砂を掴んで直ぐに立ち上がれ。」

この試合を次にどう活かせるか、成長のチャンスをもらいました。


さて、次の試合は5月2日太陽ヶ丘で行われます。

月曜からエンジン全開で行きたいところですが私は現在(朝の6時)新幹線に乗って西に向かっています。

今日から2日間、大分にある立命館アジア太平洋大学で研修です。

少し野球から離れて勉強してきます。

2015年4月25日土曜日

春季大会2回戦の結果

このブログを見て本校の野球部に入りたいと思って入学してくれている中学生がいるということを聞いて、益々頑張らないといけないんだと思いました。

どこに縁があるかわかりませんね。

これからももっと我が野球部の取り組みを広くお伝えしていけたらと思います。

またOB会のフェイスブックも立ち上がりましたのでOBの方は是非ご利用ください。

さて、須知高校との2回戦の結果ですが23ー0で5回コールド勝ちでした。

今日はたまたま勢いに乗って打線が繋がっただけ。

まだまだ反省すべきところがあります。

守備は大差がついたにも関わらず集中を切らさず0に締めれたのは良かったと思います。

お決まりの大差のゲームの後は雑な試合にならないように明日は朝から締めて行きます。

明日は東山高校グランドで10時から相手は紫野高校と対戦します。

引き続き応援よろしくお願いします。

2015年4月11日土曜日

OB理事会

ブログさぼりすぎだとの先輩の一言で動かされて書き始めます。


3月のオープン戦は報告するような明るい材料がなかったのも事実。

なんとかオープン戦は終わった感じです。

例年通り岡山には遠征に行きました。

関西高校さんとは今回は5-2で負けましたがなんとか食らいつくぐらいまでにはなりました。

ブログをこまめに更新するには内容を盛りだくさんにせず少しずつ書きます。

今日は昼間は保護者総会。
 
夜はOB理事会。

それぞれで現役のために長時間かけて議論されました。

大人はみんな現役の為に陰で力を注いでくれています。

私ももっとできることがあるはずだと改めて感じました。

報告できることが何点かありました。

新入生が30人いること。

私の所属が中1の担任になったこと。

春季大会の初戦は対須知高校。
場所が農芸高校で第1試合ということ。

明日の日曜日は立命館宇治と京都成章のダブルということ。


いろいろありますね。

こまめに更新いたします。

2015年3月8日日曜日

修学旅行

毎年3月の頭に高校2年生が修学旅行に行きます。

本校の修学旅行は全国でも珍しく、生徒が企画、運営を行います。

旅行会社と教員はサポートに徹します。

野球部も例外なく修学旅行に行った訳ですが、方面は様々。

国内は東京。

海外はシンガポール、パラオ、カナダ。

どれも充実した企画で勉強になったはずです。

そもそもなぜ修学旅行が生徒主体になったかと言いますと歴史があるのです。

昔は40年ほど前まで(私の親父が通ってた時代)は修学旅行があったのですが、物見遊山的な修学旅行は不要であるとしてなくなりました。

それから時は経って今から20年ほど前の先輩方が修学旅行を復活させるために何年もかけて活動をされました。

その名残が今も脈々と続いているわけです。

さて、今年は私も高校2年生の学年所属なのでパラオまで引率してきました。

5日の日程を終えて昨日帰宅。

今日から練習再開します。

1年生はまだテスト中。

来週半ばに全員揃い。

いよいよ今週末からオープン戦が始まります。

2015年2月27日金曜日

新人説明会と兄弟校の甲子園出場

先日、高校入試を終えて合格者の発表がありました。
 
合格者招集日を利用して野球部の入部説明会を開きます。
 
今年は例年より多く30人以上の生徒が説明会に参加してくれました。
 
もし、参加者が全員入部すれば前代未聞の一学年30人越えになり、自然と競争原理が働いて強くなってくれることが期待できます。
 
 
しかしながら、われわれの野球部はよく勘違いをされることがあります。
 
「野球推薦でたくさん選手を取ってるんでしょ。」
 
毎年の成績を見て、新聞社の記者にもそのように言われたことがあります。
 
われわれ野球部はいわゆる野球推薦やスポーツ選抜と言われる野球の技量で合否判定されるような制度はありません。
 
推薦はありますがそれはあくまで学力で合否判定されるものです。
 
それ以外は筆記試験を通って合格するしかありません。
 
だから、うちの野球部を希望していてもどれだけ野球の技術が優秀であっても学力が基準以上ででなければ入れないわけです。
 
逆に言うと、野球がどれだけ下手くそでも試験に受かれば野球部には入れるということ。
 
そう考えると、毎年入部する選手は必ずこの学力のハードルを越えてきたということです。
 
勉強も野球も一生懸命やる我が校の野球部の生徒は本当の意味での文武両道を実践してくれています。
 
そこに立命館の野球の価値があるとわれわれは思っています。
 
こう言うと、立命館はやっぱりハードルが高すぎると思われてしまいますが。
 
現状、たくさんの生徒が説明会に参加してくれているわけですから志を高く持つ中学生なら容易に越えられるハードルのはず。
 
もし、来年以降の入試を考えている中学生がいるなら今からでも頑張って欲しいものです。
 
 
「いつやるか・・・今でしょ!!」(古っ)
 
 
さて、話は変わりますが同じ附属学校の立命館宇治が選抜甲子園出場を決められました。
 
そこで、激励に伺ってきましたがやはり甲子園前で緊張感があり意識の高い練習をされていました。
 
益々差を広げられないように我々も地道に夏の甲子園を目指して頑張ろうと改めて感じました。
 
とはいえ、半世紀近く振りに立命館の校歌を甲子園で歌えるように立命館宇治には頑張ってもらいたいものです。(もちろん立命館高校と立命館宇治は同じ校歌)

2015年2月2日月曜日

春季大会抽選結果とタイブレーク

まだまだ球春到来と言えないような寒さが続きますがいかがお過ごしでしょうか。

京都の春季大会は他府県に比べると遅い4月中旬から始まりますが、抽選会は真冬の2月1日にあります。

早速ですが初戦の相手は須知高校に決まりました。

同じブロックには東稜・同志社国際・紫野が入っています。

それを勝ち抜けば2次戦に進出です。


思い返せば去年の春季大会はセンバツ大会ベスト8の福知山成美を下し、ベスト4と躍進しました。

しかし、結果的には夏の選手権予選につなげることが出来なかった。

今年はその反省を活かした大会にしたいと思います。

先輩の悔し涙の上に現チームがあることを忘れずに行きたいものです。


さて、この抽選会では最近話題になっている「タイブレーク」を討論の末、導入することが決まりました。

私自身タイブレークは中学3年生のときに経験して以来ですが。

タイブレークとは延長戦になった際に1アウト満塁でどちらが多く得点したかで勝敗を決する方法です。

各方面で賛否がありますが。

導入する理由は延長15回を投げる投手の負担軽減、試合の迅速化、引き分け再試合を無くすことで大会日程のスリム化、国際大会への導入に合わせるというところです。

反対派は、延長戦での決着をつけられなくなり高校野球の美学?文化?が損なわれる。
投手の枚数を多く用意できる私学のほうが有利になる。
試合が均衡した場合タイブレークを考えながら試合を運ばなければならない。などなど。


いろいろありますが。

要は、日本で特に高校野球で反対意見が出るかというと延長戦での「決着」という精神的な攻防が日々の鍛錬が現れるという考えがあるからではないでしょうか?

日本の武士道のような考えですね。

タイブレークは初めからランナーが置かれて状況が設定されている。
そこからの戦術や運不運も含めた「ゲーム性」が高くなるところに違和感を感じるのではないかと考えます。

海外の(特にアメリカ大陸)の野球は非常にゲーム性が高いですが、日本は「勝負」や「決着」という精神勝負を好みます。

また、タイブレークによって試合の流れが切れたり間延びすることもそういうことに重きを置く日本人には合ってないのかもしれません。

とはいえ国際大会に導入されていますが、メジャーリーグには存在しなかったはずです。



今回の春季大会に導入することは決まりましたが今年の選手権予選や秋季大会では導入しないということも決められました。

私が感じた大事なポイントは・・・
①延長12回終了後に導入される
②打順は継続打順ではなく申告制(どこからでもよい)
③リエントリーができない
④投手もランナーに行かなければならない
⑤0アウト1・2塁からスタートする

これを受けて、選手たちにグループディスカッションで戦術を考えさせてみました。

彼らの考えでは強攻するならゲッツーがないような足の速い選手をバッターに送るというのが多かったように思います。

普通に送りバントを選択した班は少なくほとんどが強攻策。

さすが、攻撃型のチーム方針が浸透しています。

というか、バントをする自信がないのでしょうか。笑

他にはもっと極端な強硬策もありましたが、実際にそうなったら選手たちとベンチで決めても面白いかもしれません。

タイブレークの練習をするとかタイブレーク用の投手を用意するとかいう話がありますが、そんな時間があればいいですが。

延長12回なので滅多に経験できないかもしれませんが、もしその場面に遭遇すれば楽しんでやりたいとワクワクします。


春季大会まであと2か月半。

2015年1月16日金曜日

松岡監督の勇退

去る1月11日に私が尊敬してやまない松岡監督の感謝の集いが行われました。

既に先輩や後輩がFacebookに写真をアップされていますが、監督とツーショット写真を撮っている人ばかり。

私は畏れ多くて写真を撮るなんてこと考えてもなかった。

けど、監督の気さくな性格なら当然快諾していただけただろうに後悔が残ります。

さておき、20年間の長きに渡っての監督生活お疲れさまでした。

たくさんの教え子やOBが集まるところを見るとやはり監督は尊敬の的であったことと思います。

監督の何がこれだけ人を惹き付けるのだろう。

私は在部中はスタッフとして監督の近くにいることが多かったが、選手であればなかなか気づけなかったであろう監督の選手への愛情を見ることが良くあった。

選手への声かけのタイミングはいつも抜群だったと覚えている。

監督の凄さを挙げれば枚挙にいとまがないが、私は松岡監督のような指導者になりたいと思いこの道に入った。

大きな器。監督としての器量。

まだまだ私からは恩師の背中も見えないところで勇退されるのは本当に寂しく思う。

また、私の採用に関しては本当に心を砕いて頂いたにも関わらず、附属校の監督としての何も恩返しできなかった。

これからは益々精進して、恩師に少しでも近づけるように頑張りたいと改めて思いました。



さて、我がチームの様子は。

オフシーズン中にトレーニングの意識をさらに上げて身体作りをしております。

今年は週に3回でウエイトトレーニングをしています。

教科書通り行けば超回復を狙ってこれくらいの頻度でいいのですが、長いスパンで行けば必ずしも1日置きでなくても良く週に5回でも良いです。

実際に昨年のチームは5回やっていました。


今回はセット数を増やしrestを短くして筋肥大を狙います。

目標体重はプラス五キロ。

今までの選手の様子をみると70キロを超えるとかなり楽にバッティングができるようです。

トレーニングルームは体育棟の最上階5階。

綺麗でグランドからも近くなって非常に使いやすくなりました。

春にむけて目指せムキムキボディー。

2015年1月7日水曜日

謹賀新年とキャンプのその後

新年は大雪からスタートしました。

スタッドレスタイヤを履いていたおかげで実家にも帰ることができました。

さて、キャンプレポートを最後まで書ききれずにいましたが。

最後はどうなったかと言いますと、ハードな練習とたくさんの食事と慣れない集団生活で5日目までにたくさんの体調不良者が出てしまい、最終日の午後の予定を切り上げて終了しました。

さすがにキツかったか。

胃腸風邪が流行ってしまったのが不運か。

しかし、充分過ぎるほどの成果がありました。

どのような状況でもみんなで声を掛け合って本当にいい雰囲気で練習できるようになり、どんどん伸びていこうとする集団の上昇気流が見れました。

また、1年と2年生を別けて試合をすることで学年意識が芽生え、2年生は自立とリーダー性を、1年生は先輩への尊敬と勝ち負けの悔しさや未熟さという基本的なことを痛いほど感じたことと思います。

1年生は2年生に2試合とも10点以上も離されて大敗。

最終日に泣きの1試合をする予定でしたが新年に持ち越されました。

新年は5日から始動。

新天地の氏神は小倉神社。

天王山と小倉山の合間の山深い場所にあります。

1300年もの歴史を持つ由緒ある神社です。

宮司さんに新年のご祈祷をしていただき早速初日から1年生のリベンジマッチをやりました。

結果的に言うと2点差まで追い上げる結果で1年生がハンデを利用してリベンジを果たしました。

新年を迎えて長岡京という新天地でのスタートを改めて切ることで、明確に目標にたいしてひた向きに進まなければならないと感じました。

春まで3ヶ月。

夏まで6ヶ月。

甲子園に向かってやれることはまだまだあると思います。

追伸
合宿のMVP等の景品のご協力ありがとうございました。
ウィルソン様
デサント様
力健スポーツ様
藤井トレーナー
大阪ガス藤原選手
尾崎コーチ