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2015年4月28日火曜日

元コーチと時は命なり

大分からの帰りに元コーチが指導されている高校がある広島に寄りました。

広島駅のホームに降りて初めにすれ違った人がセーラー服を着た水兵さんでした。

さすが港町、広島。

学校最寄りの駅まで4両編成のローカル線に揺られて30分。

そこからタクシーで20分ほど走った山の中に学校はありました。

久しぶりに会ったのでうれしくてたくさん話をしたかったのですが早々にノックが始まります。

生徒も校舎の中からグランドまでカバンを持って全力疾走。

なぜこれ程慌ただしいかと言うと、この学校は4時半まで授業をして6時にはスクールバスに乗って帰らないと行けないのです。

練習時間は実質50分。

我々の高校よりはるかに時間はありません。

そのために様々な工夫をされています。

選手も自ずと全力疾走になります。

無駄なくキビキビと守備練習を終えてあっという間に練習終了。

着替えたかと思ったらバスに乗って帰って行きました。

私学の進学校はどこも時間を上手に使われます。

見習わなければなりません。



選手には常々「時間=命」と教えています。

人生は限られた時間しか生きられないわけですから、1秒も無駄にしては勿体無い。

ましてや高校野球を出来る時間はたった2年半。

時間の使い方に人間性が表れます。

もっと今できることはないだろうか?

こんな時間の使い方で良いのか?常に振り返りたいものです。

あともう一つ「後になって焦るな」ということ。

これも同じ。

明日死ぬと分かったらそんな過ごし方しますか?

極端な質問ですが、高校生なら、明日背番号発表ならそんな練習しますか?

あるいは、明日夏の予選ならそんな練習しますか?

明日大事な試験があればそんな授業の受け方しますか?

後になって焦るのではなく今できる事を最大限やろう。

来たる時のために長期的な準備をしよう。

時を大切に。命を大切に使おう。

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