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2015年2月27日金曜日

新人説明会と兄弟校の甲子園出場

先日、高校入試を終えて合格者の発表がありました。
 
合格者招集日を利用して野球部の入部説明会を開きます。
 
今年は例年より多く30人以上の生徒が説明会に参加してくれました。
 
もし、参加者が全員入部すれば前代未聞の一学年30人越えになり、自然と競争原理が働いて強くなってくれることが期待できます。
 
 
しかしながら、われわれの野球部はよく勘違いをされることがあります。
 
「野球推薦でたくさん選手を取ってるんでしょ。」
 
毎年の成績を見て、新聞社の記者にもそのように言われたことがあります。
 
われわれ野球部はいわゆる野球推薦やスポーツ選抜と言われる野球の技量で合否判定されるような制度はありません。
 
推薦はありますがそれはあくまで学力で合否判定されるものです。
 
それ以外は筆記試験を通って合格するしかありません。
 
だから、うちの野球部を希望していてもどれだけ野球の技術が優秀であっても学力が基準以上ででなければ入れないわけです。
 
逆に言うと、野球がどれだけ下手くそでも試験に受かれば野球部には入れるということ。
 
そう考えると、毎年入部する選手は必ずこの学力のハードルを越えてきたということです。
 
勉強も野球も一生懸命やる我が校の野球部の生徒は本当の意味での文武両道を実践してくれています。
 
そこに立命館の野球の価値があるとわれわれは思っています。
 
こう言うと、立命館はやっぱりハードルが高すぎると思われてしまいますが。
 
現状、たくさんの生徒が説明会に参加してくれているわけですから志を高く持つ中学生なら容易に越えられるハードルのはず。
 
もし、来年以降の入試を考えている中学生がいるなら今からでも頑張って欲しいものです。
 
 
「いつやるか・・・今でしょ!!」(古っ)
 
 
さて、話は変わりますが同じ附属学校の立命館宇治が選抜甲子園出場を決められました。
 
そこで、激励に伺ってきましたがやはり甲子園前で緊張感があり意識の高い練習をされていました。
 
益々差を広げられないように我々も地道に夏の甲子園を目指して頑張ろうと改めて感じました。
 
とはいえ、半世紀近く振りに立命館の校歌を甲子園で歌えるように立命館宇治には頑張ってもらいたいものです。(もちろん立命館高校と立命館宇治は同じ校歌)

2015年2月2日月曜日

春季大会抽選結果とタイブレーク

まだまだ球春到来と言えないような寒さが続きますがいかがお過ごしでしょうか。

京都の春季大会は他府県に比べると遅い4月中旬から始まりますが、抽選会は真冬の2月1日にあります。

早速ですが初戦の相手は須知高校に決まりました。

同じブロックには東稜・同志社国際・紫野が入っています。

それを勝ち抜けば2次戦に進出です。


思い返せば去年の春季大会はセンバツ大会ベスト8の福知山成美を下し、ベスト4と躍進しました。

しかし、結果的には夏の選手権予選につなげることが出来なかった。

今年はその反省を活かした大会にしたいと思います。

先輩の悔し涙の上に現チームがあることを忘れずに行きたいものです。


さて、この抽選会では最近話題になっている「タイブレーク」を討論の末、導入することが決まりました。

私自身タイブレークは中学3年生のときに経験して以来ですが。

タイブレークとは延長戦になった際に1アウト満塁でどちらが多く得点したかで勝敗を決する方法です。

各方面で賛否がありますが。

導入する理由は延長15回を投げる投手の負担軽減、試合の迅速化、引き分け再試合を無くすことで大会日程のスリム化、国際大会への導入に合わせるというところです。

反対派は、延長戦での決着をつけられなくなり高校野球の美学?文化?が損なわれる。
投手の枚数を多く用意できる私学のほうが有利になる。
試合が均衡した場合タイブレークを考えながら試合を運ばなければならない。などなど。


いろいろありますが。

要は、日本で特に高校野球で反対意見が出るかというと延長戦での「決着」という精神的な攻防が日々の鍛錬が現れるという考えがあるからではないでしょうか?

日本の武士道のような考えですね。

タイブレークは初めからランナーが置かれて状況が設定されている。
そこからの戦術や運不運も含めた「ゲーム性」が高くなるところに違和感を感じるのではないかと考えます。

海外の(特にアメリカ大陸)の野球は非常にゲーム性が高いですが、日本は「勝負」や「決着」という精神勝負を好みます。

また、タイブレークによって試合の流れが切れたり間延びすることもそういうことに重きを置く日本人には合ってないのかもしれません。

とはいえ国際大会に導入されていますが、メジャーリーグには存在しなかったはずです。



今回の春季大会に導入することは決まりましたが今年の選手権予選や秋季大会では導入しないということも決められました。

私が感じた大事なポイントは・・・
①延長12回終了後に導入される
②打順は継続打順ではなく申告制(どこからでもよい)
③リエントリーができない
④投手もランナーに行かなければならない
⑤0アウト1・2塁からスタートする

これを受けて、選手たちにグループディスカッションで戦術を考えさせてみました。

彼らの考えでは強攻するならゲッツーがないような足の速い選手をバッターに送るというのが多かったように思います。

普通に送りバントを選択した班は少なくほとんどが強攻策。

さすが、攻撃型のチーム方針が浸透しています。

というか、バントをする自信がないのでしょうか。笑

他にはもっと極端な強硬策もありましたが、実際にそうなったら選手たちとベンチで決めても面白いかもしれません。

タイブレークの練習をするとかタイブレーク用の投手を用意するとかいう話がありますが、そんな時間があればいいですが。

延長12回なので滅多に経験できないかもしれませんが、もしその場面に遭遇すれば楽しんでやりたいとワクワクします。


春季大会まであと2か月半。