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2014年12月25日木曜日

ウインターキャンプレポート③

今日は早朝バスケットボールからスタート。

他の球技をすると野球でははっきり見えない協調性などの内面がよく見えます。

選手把握には必要なことです。

午前は1年生vs2年生の紅白戦を行いました。

序盤は非常に良い試合で少し1年生が押し気味でしたが、さすがは2年生の集中力。

ビックイニングを作るなどで、終われば2ー17で2年生の圧勝でした。

練習で雰囲気を作って行けるようになったのが2年生の力であることがはっきり見える内容でした。

学年意識というのが改めて必要なことなのだと思いました。

今日の夕食後の夜練習は2年生だけでリズムスイングをしましたが、何となく野球に対する意識や姿勢、仲間意識も変化したのが見えました。

本当に良い練習ができています。

もちろん1年生も宿泊を通して協力しながら雑務も含めて頑張っているので成長しています。昨日の1年生だけのミーティングを見ていると将来も楽しみな集団です。

今日の朝ごはんは例のおにぎり屋さんでしたが、奥さんがクリスマスなのでということで一人ずつクッキーを焼いて下さったようです。

お昼は保護者会のご協力でサンドイッチにホットドッグ、ハンバーガーというランチ。

久しぶりにアメリカでのランチを思い出すような内容で美味しく頂きました。

アメリカでの選手はこれにプロテインをガブガブ飲んでいましたが。

夜ごはんはいつも一時間半から二時間以上かかるので、今日は一時間で終わらせることを目標に頑張りました。

たくさん食べるには初めが肝心。

血糖値が急激に上がったことを脳が感知して満腹感を得るのに20分かかると言われます。

だからダイエットにはゆっくりよく噛んで食べると量を食べなくて済むわけです。

高校生はその逆で脳が満腹を感じるまでにどれだけ食べれるか。

最初の20分は会話無しでもくもく食べさせると、見事に全員一時間以内に完食。

やっぱり食べっぷりが大事です。

余計な話ですが、

生徒の会話で「早く食べられる人が仕事を良くできるのか仕事を良くできる人が早く食べられるのか」みたいなことを話していました。

数学の命題とか言うところで学ぶようです。

生徒の頭にはいつも片隅に学習意欲があることにいつも感心します。

それともうひとつ。

今日はクリスマスなのでトレーニング中に盛り上げるために指名された人がクリスマスソングを唄うということになりました。

そんなことが出来るようになったことに感動しますが、歌っている何曲かが英語の歌。

この辺にも生徒の知的さを感じます。

それでも後2日は存分に野球に浸ってもらいます。

2014年12月24日水曜日

ウインターキャンプレポート②

二日目の早朝練習はフットサルからスタートしました。

昨日一日みっちり練習したので少し心配していましたが、高校生の回復力は驚異的です。

ましてや、いつもと違うフットサルだから盛り上がる。

声も自然と出るし、自然と走って。

朝からミドルパワートレーニングが楽しくできました。

朝食は近所のおにぎり屋さんに頼んでおにぎりを届けてもらっています。

手作りおにぎり150個とおかず。

ほんのり温かいおにぎりなので我々よりさらに早く起きて握っていただいたようです。(写真は明日とります)

午前練習からトレーニングコーチの藤井さんに指導を頂いてしっかりアップ。

今日は特にみんなのために元気に声を出すことをサブテーマに取り組みました。

お昼ごはんは保護者会のお母さん方に出動頂いて用意してもらいました。

ちらし寿司にチキン、ピザ、そしてケーキまで付けていただきました。

今日はクリスマスイブですね。

保護者に活躍してもらって楽しい昼食をとったのも束の間に午後練をスタート。

基礎トレーニングと守備練習、途中で間食休憩を挟んで最後にランニングで締めました。

日に日に疲れは溜まると思いますが、そこからさらに良い雰囲気を作れてみんなでしんどいことを乗り越えるか。

力はあるのに試合で勝ちきれないこのチームの弱さを克服しないと行けません。

しかし、日々成長とはこのことかと思うくらいこの2日でチーム力が伸びた気がします。

明日もさらなる成長ができるか。

今年のクリスマスイブの夜はコーチと二人です。

1年ミーティング

2014年12月23日火曜日

ウィンターキャンプレポート①

今日から年末最後の強化キャンプを行います。

5日間の長丁場で体力、精神力、チームワークを鍛えてもらいます。

以前は年末に和歌山でトレーニングキャンプを行っていましたが今年は学校でやることにしました。

なぜなら、本校には新しく「体験学習棟」という宿泊施設ができたからです。

移転して新校舎になったことをフルに活用していきます。

さて、今日の練習は8時からアップ→実戦→シートノック、昼からはトレーニングや基礎練習、個人ノック→バッティング→ランニングで20時終了。休憩を含めて12時間のグランド練習。

選手も初めての経験でヘトヘトになっていましたがさすが高校生。

夕食のころには元気を取り戻しています。

その夕食は例の1、5キロ飯。

テーブルごとに奮闘しています。

夕食が終われば素振り。

就寝して起きたら早朝練習。

まさに野球漬けの5日間。

どれだけ成長してくれるか楽しみです。

細かい様子は明日以降の報告します。

2014年12月9日火曜日

栄養講習会と我が子

先々週の土曜日に毎年恒例の栄養講習会を開きました。

オフシーズン期に入るこの時期に、ケンタイの江崎さんに来てもらって食事、休養、トレーニングの大切さと体が大きくなるメカニズムについて勉強します。

栄養講習会は他のチームでも行われていることですが、うちのチームの一味違う点は保護者も同席頂くところです。

選手の意識も変わらないと行けないのは当然で、サポート頂く保護者も理解しないといけません。

昨今はダイエットブーム、健康ブームで何かとメディアでも取り上げられることが多くなっていますが、成長期の子供はそれとは事情が違います。

特にアスリートはさらに事情が異なります。

今回の栄養講習会で特に印象に残ったのは「両親に頂いた遺伝的な体の限界を越えようと思えば、多くの糖とタンパク質を摂らないといけない。」

要するに遺伝で決められた体以上に大きくすることは可能だということになります。

『DNA突破』

来週末から「栄養日」がスタートします。

冬の間にモリモリ食べて大きくなろう。


食に関する話でもう一点。

食べっぷりについて。

ある高校の監督との話で、公式戦当日の朝食の食べ方で選手の活躍がはっきり別れるとのことを聞きました。

モリモリ朝から食べれる選手は試合でも活躍するとのこと。

私もお昼休みの「メシ会」という食事しながらのミーティングで食べっぷりに注目しようと思いました。

コーチの話によるとある企業では採用基準に食事の早さがあるみたいです。

仕事が出来る人間ほど、食事もパクパク食べて次の仕事に取りかかるからということらしいです。

食育は本当に大事だなー。


ところで、先週の土曜日に我が家に第一子が産まれました。

2000グラムほどしかない小さな女の子ですが元気に生きてます。

母乳を飲んでは寝る。

ほとんど飲みながら寝ている。

3時間のサイクルで起きては飲みながら寝る。

なんて効率的に体を大きくしてるのでしょう。

食事、睡眠はとにかく大事だということを我が子に教わりました。

これから出来るだけ子育てに参加して勉強します。

そしてそれをまた指導に活かす。

我が子も大事な教材です。

けど、赤ちゃんはかわいいですね。

ちなみに早速、野球部の高校3年のみんなが出産祝いを持って来てくれました。

ありがとう。

新しい校舎で初めての講習会
後ろに保護者

2014年11月8日土曜日

社会人日本選手権観戦

社会人野球の二大大会のひとつ、日本選手権の観戦に選手と行ってきました。

自分が現役のときは見ることもなかった社会人野球ですが、指導者をするようになってから毎年観戦して勉強しています。

きっかけは、本校のOBであるJFE西日本の岩澤投手が指導に来てくれてからです。

彼は以前にも紹介しましたが本校のOBで唯一社会人の現役で活躍する選手です。

彼から社会人野球の魅力を教えてもらってから毎年見るようにしています。

魅力はたくさんあるのですが、こだわって見ている理由は二つ。

チームによって環境も違い、仕事をしながら練習をするチームもあるということ。

もうひとつは、トーナメントで一発勝負であること。

本質が高校野球と共通しています。

岩澤選手いわく、「大人の甲子園」だそうです。

だからこそ、高校生より泥臭くそして基本に忠実に野球をしています。

努力だけでアマチュア最高峰まで登った選手も多い社会人野球だからこそ、高校生に見せる価値があると思っています。

今日の試合で何を感じ取れたか。

明日提出のレポートが楽しみです。

また、我がチームの卒業生は大学で野球を続ける選手と、大学に通いながら社会人のクラブチームで続ける選手と両方います。

こういう上のレベルの試合を観ることで野球を続ける選手が増えることも期待します。

ところで、試合の方ですが、大阪ガスの試合では1つ下の後輩の藤原選手が良いところでタイムリーを打ってくれました。

ただ大学時代に共に戦った仲間も他大学の選手も数が減ったように思えます。

段々、そんな年齢になってきたのかと寂しく思いました。

私も負けずに毎日ノックを頑張ろうと思います。

オフシーズンには社会人の選手に指導に来てもらえるようにしたいと思います。

2014年10月28日火曜日

移転2か月近況報告と秋の雑感

しばらく更新をせずにいましたが、話題がなかったからではなく時間が本当にありませんでした。

言い訳するなと言われそうですが。


秋になって思うことを思うままに。



世間では、ドラフト会議で京都大学の田中投手が注目を浴びています。

今秋の近畿大会では兄弟校の立命館宇治がベスト4へと勝ち進んでいます。

先日、本校では元プロ野球選手の桑田真澄選手をお迎えして講演会がありました。

何の共通点もなさそうな話題ですが。

桑田選手のお話の中でも「文武両道」を強く訴えておられました。

勉強を頑張りながら、野球で結果を残すのことが一番かっこいいんだ!!

ということを本校の選手にも理解してほしいと思います。


立命館大学は秋のリーグ優勝を惜しくも逃してしまいました。

同時に私の最も尊敬する松岡監督がご勇退されました。

私が監督になったことを我がことのように喜んでいただき、これから連携をとってやろうと言っていただいた矢先のことでした。

まだまだ学びたいことがたくさんありましたが、本当に寂しいばかりです。

しかし、20年にわたり長い間お疲れ様でした。


さて、移転をして2か月が経とうとする、わが野球部ですが。

新グランドでは周辺環境が稲荷山から長岡京の住宅街へと一変しました。

地域の方々に応援されるようなチーム作りを目指しています。

先日、長岡京の「みどりの協会」というところから環境美化のサポーターになっていただけないかという問い合わせがあったので快くお受けすることにしました。

というのも、月曜日のグランドが使用できない時間に校内外の清掃を深草のころから努めているのですが。

それを見ていらした近所の方が本校野球部を協会のサポーターにご推薦いただいたようです。

何気ない環境整備が注目されたわけですが、それだけ本校に対する期待もあるのだと自覚しました。




グランドのお隣に、幼稚園があります。

お昼休みになると1年生が練習の準備にグランドに出るのですが。

そんな選手に幼稚園児は2階の窓から無邪気に「お兄ちゃんがんばってー」

それに対して、1年生たちは戸惑いながら「・・こ、こんちわっ。」

それは間違ってるよ。笑



こんな感じですが何とか地域に馴染んでやっていきたいと思っています。

先日お願いしていた車の件ですが、おかげさまで手配できました。

ブログに出してすぐに何件もご連絡をいただきました。

ブログの注目度も地味に高まっているようです。


11月のスケジュールも更新しておきます。

あと1か月OP戦もできるので目一杯がんばります。

秋の夜長に読書をする人も増えるかと思い、「イチオシBook」も更新します。

2014年10月8日水曜日

文化祭、体育祭、車下さい。

10月に入り、長岡京に移転して初めての文化祭があり、今日は体育祭でした。

毎年体育祭を迎えると10何年も前に私が実行委員長として運営に当たったことを思い出します。

夏の大会を終えて有り余るパワーをぶつける場所がなかった18歳にとっては十分すぎる舞台でした。

その当時のように今年も3年生の野球部員たちが活躍してくれました。

綺麗な人工芝の大きなグランドで思う存分体育祭を楽しんでいるようでした。

さて、肝心の野球場(第2グランド)ですが。

人工芝こそ敷いていませんが、レフト最深部が103メートル、センター107メートル、ライト90メートルと深草のことを思うと外野が広くなりました。

その分ファールグランドが狭く、屋根つきブルペンやバッティングゲージはありませんが。

そんなことは後からでも何とかなるので外野が広がったことで限り無く球場に近づきました。

そこで、問題点が。

広くなったグランドを限られた短い活動時間で整備し維持していくのは至難の技です。

特に広くなった外野グランドを全面整備するのに大変な時間がかかります。

整備車を購入するような余裕は移転すぐの学校にはありません。

ということで、『不要な車があったら引き取ります』

出来れば整備に使うので軽か小型で。さらに出来れば軽トラが最高。

廃車にしてナンバーをとってグランドだけで使用したいと考えています。

もし、不要車がございましたら監督までご連絡下さい。

引き取りに伺います。

2014年9月10日水曜日

2次戦の抽選結果

無事にブロック2位通過で2次戦(本戦)へ出場が決定。

今日は2次戦の抽選会でした。

21校の中から3位までが近畿大会に出れます。

そこで勝てば悲願の甲子園。

1回戦は同じく2位通過の塔南高校。

日時は9月15日12時30分から、場所はあやべ球場です。

取り急ぎご報告まで。

移転の忙しい中、まずはここまで無事に通過できた選手を誉めたいところですが。

息をつく間もなく試合が始まります。

選手は頑張っています。応援よろしくお願いします。

移転後の新校舎の報告はもう少しお待ち下さい。

2014年8月27日水曜日

立つ鳥跡を濁さず

2回戦の立命館宇治戦は6ー7と惜敗を喫しました。

敗者復活戦へと回り、30日の土曜日に洛南高校と対戦します。

場所は洛南高校グランドですが種智院大学内にあるグランドです。

12時半試合開始予定です。

秋季大会は一週間ごとに試合があって、土日に連戦というパターンで進んでいきます。

そんな公式戦中にも関わらず、本校は移転をしなければなりません。

今日が深草最後の練習日。

全ての荷物を運び出しました。

26年という学校としては大変短い期間で校舎を移転させますが、深草で育ったOBの一人としては非常に寂しい思いをしております。

自分が育った母校の深草で監督をすることを夢に思っていましたがそれも今日で終わりました。

ほんとに色々な思い出が詰まっています。

昔はベンチに屋根もありませんでした。

もちろんバックネット裏にも屋根がなくてそこでティーを打っていました。

バッティングゲージもありませんでした。

よく、先輩に走らされました。

階段の上から校歌を歌う練習もしました。

練習でもいっぱい泣きました。

そんな深草もこれで終わりです。

感謝の気持ちを込めて掃除をしました。

唯一のお隣さんのお寺(レフトの奥にあります)にご挨拶にいきました。

そして、氏神の藤森神社へお礼参りに行きました。

選手たちには出ていく時にもちゃんと挨拶ができる人間になって欲しいと思います。

今は繋がりが少なくなったからこそ、古くさいことでも教えようと。

お供えや献酒の仕方から知ってもらいました。

これも経験。

公式戦中ですが練習時間を割いてもやらなければならないことをやりました。

これでスッキリ。

明日からは立命館大学にご無理を聞いてもらっても2日間グランドを夕方に借りることになりました。

9月1日まではホームグランドを持たないチームになりますが逆境を跳ね返して。

敗者復活戦から勝ち上がって先ずは2次戦まで。

1つずつ勝って成長。

一歩ずつ大人へと。

荷物を運び出しました
宮司さんから選手へ激励のお言葉を頂きました。

2014年8月23日土曜日

秋季大会1回戦の結果

今日は新チームとしての初めての公式戦がありました。

ただ新チームだからといって負ける言い訳はできないのが公式戦です。

今年は近畿大会が京都で開催されるため、京都は上位三校が出場できます。

近畿大会で上位に入れば来春のセンバツ甲子園に選出されます。

甲子園につながる第一歩目の今日は菟道高校と対戦しました。

結果は11ー0のコールド勝ち。

相手のミスも含めた点数なのでまだまだ課題もあります。

明日は2回戦、立命館宇治高校との試合です。

立命館宇治は咋秋からすると3度目の対戦になります。

昨年は1度も勝つことができなかったので、悔しい思いをした3年生の分まで後輩には頑張ってもらいます。

時間は12時30分から立命館宇治のグランドにて。

応援よろしくお願いします。

※会場は大会関係者以外は駐車できませんので公共交通機関をご利用下さい。最寄りは京阪三室戸駅です。

2014年8月11日月曜日

夏のOP戦と秋季大会日程

熱いキャンプを終えてクールダウンするかのように台風で2日も休み。

練習試合も2カード流してしまいました。

当面の課題はキャンプの成果をどのように試合に繋げるか。

久しぶりに全員集まって今日は乙訓高校と練習試合をしました。

これだけ毎日選手たちと過ごすと2日も会えなければ久々に会った気分です。

大会までのオープン戦は、、、
12日府立工業
13日東洋大姫路
16日天理
17日京都翔英
18日関西中央
20日八日市

秋の初戦は
23日対菟道高校  京都翔英グランド10時

応援よろしくお願いします。



ところで、京都代表の平安が開幕戦で敗れました。
大変なプレッシャーの中で戦った選手は本当にお疲れさまでした。

これで京都の来春のセンバツ切符競争がスタートします。

平安の左の2枚投手をどうやったら打てるかな。

※夏の余韻※

朝日放送(ABC)で何度も立命館の敗戦後のミーティングが放映されているようです。

その度に、私も映っているので反響はあるのですが、、、

先日、教え子からメールが来て、

「先生、全国ネットで泣かんといて下さい!!」

カメラが回ってるのはわかってましたが放送されるなんて思ってもなかった。

やっぱり人前で泣くべきではないですね。

恥ずかしいばかりです。

2014年8月7日木曜日

仲間との絆とキャンプ途中経過

今日で3日目になりました。

毎日、お伝えしようと思いましたがなかなか時間がありません。



とにかく課題のチームワークを高めるために足りないことが洗い出されました。

・コミュニケーションが取れていない。

・自分の考えを伝えられない。

・自分本位になってしまっている。

・煩わしいことは人任せ。

などなど、キャンプを通して次々に問題点が見えてきました。



ついには2日目の午前中に練習を中断。

そこから2時間にわたってグランドで選手同士のミーティングをしました。

腹を割って話し、思っていることを相手に伝える。

私からは思いやりを持とうと声をかけました。



至極、簡単な課題だと思われますが、現代の子どもたちのコミュニケーション不足は我がチームだけでなく全国的に課題とされています。

野球を通じてかけがえのない仲間と絆を深める。。。

高校野球をやっていれば自然と獲得できるものだと私も思っていましたがそんな簡単ではないようです。


ミーティング後は互いに声かけをしながら思いやりを持った行動ができるようになり、良い雰囲気で練習がすすんでいます。


2日目の夜は3年生の発案でレクレーションをしました。

某番組の企画をマネして、出されたお題から全員で意見を出し合って正解を決めると言うものです。

珍回答も飛び出し、新しいキャラも発見できました。3年生ご苦労様。


3日目の今日は午前は実践形式の練習を中心にやっています。

疲れもピークに来たところで先日頂戴したスイカを切ってやりました。

うれしそうに食べていました。


今日の午後と明日の昼過ぎまで。

どこまで、仲間との絆が深まるか。。。



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1日目のお客様。

力健スポーツ生野様、イモトスポーツ田坪様。
アクエリアスやスイカ、そしてドラえもんの差し入れありがとうございます。


3日目のお客様。

大学同期の中嶋くん。
営業でたまたま近くに来ていたので立ち寄ってくれました。
アクエリアスをありがとうございます。

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もう1日やってますのでみなさまお近くにお越しの際はお立ち寄り下さい。

練習を中断して2時間ミーティング。腹を割って男同士の話し合い。 
きれいな球場です。両翼98mセンター122mの大きさで天然芝も丁寧に手入れされています。 
室内練習場。ハンドボールコート2面の大きさ。
3カ所バッティングをしても残り半分のスペースでま だバットが振れます。
夜のレクレーション。お馴染みの司会者。 
班ごとに考え、フリップに解答を書いてみんなに発表。 
珍回答に大爆笑。 
冷え冷えのスイカを切りました。 

2014年8月4日月曜日

明日から「わくわくキャンプ」

ブログを少し休ませていましたが。


新チーム始動から2週間(2クール)が終了しました。

3クール目は毎年恒例の和歌山での3泊4日の強化キャンプです。

普段は手狭なグランドで時間も限られた練習をしていますが、この4日間は最高の施設で存分に練習できます。

どれくらい、優れた施設かというとプロの2軍が使用したり、隣のサッカー場はなでしこジャパンが利用したりするところです。

明日以降にお伝えします。

1年に1回だけのぜいたくな野球三昧の4日間です。

そのため、選手からすると四六時中、指導者の管理の下で野球をするわけですから相当しんどいキャンプになります。



少しでも充実した内容にするため毎年、テーマを持ってのぞむわけですが。

昨年は「とにかくバットを振る」というとてもシンプルなもので、飯を食べるときと、寝るとき以外はバットを離さないような勢いで振っていました。(食事もトレーニングですが)


さて、今年のテーマは。

「チームワークを高めるわくわくキャンプ」

今年のチームの課題はチーム力。

人数も1・2年生の選手は45人と多く、いかに一体感を持って同じ目標に進んでいくかが問題です。

24時間×4日間を同じ空間で過ごすわけですから、チームワークを高めるチャンスはたくさんあるはず。

様々な仕掛けと課題を練習中や宿舎で克服することで、日本一のチームを目指します。



今日は積み込み日。

借りてきたトラックに練習道具を積み込むのですが、それもわくわくキャンプの課題のひとつ。

2人の選手が荷台に載ってパズルのように荷物をはめ込んでいきます。

それを周りから案を出して修正していく者、次々に荷物を運んでくる者、次の行程を前もって準備する者。

みんな協力して40分ほどで積み込みは終わりました。

上出来、上出来。


監督はそのトラックを運転して明朝6時に出発します。


トラックの写真を撮るのを忘れていたので明日にでもアップします。

明日以降、できる限りキャンプの様子をお伝えします。
写真がなかったので、うちの5種類のバットたち
それぞれ用途が違います

2014年7月25日金曜日

生まれ変わる

思わぬ敗戦から1週間が経ちました。

反省すべき点はたくさんあり、監督としてもチームとしてもまだまだ成長しなければならないと真摯に受け止められるようになりました。

とにかく、3年生はお疲れさまでした。

「骨の髄から変えてやる」

こんな恐ろしいスローガンをかかげて、1年間すごい意気込みで挑戦を続けていました。

未熟な17才の自分は変わりましたか?

弱い立命館の野球は変わりましたか?

我々の影響で周囲が変わりましたか?

野球部に対する評価は変わりましたか?

本当にいろんな意味で生まれ変わらなければならないという危機感や使命感の中、1年間走り続けてくれました。

3年生はこれから学生コーチとして下級生の指導にあたってくれることになりました。

まだまだ後輩と夢のつづきを追いかけます。

話は変わりますが。

今日は中学3年生が練習見学に来られました。

保護者様との会話の中でこのブログを見て野球部の様子を知ってくれたとのことを聞きました。

先日の新聞報道も含めて少しずつ結果だけでなく、取り組みの面を評価いただけるようになったのではないかと感じでいます。

敗戦で傷心であった私にとって、勇気付けるに十分な内容でした。

また、頑張って新チームを作ろう。

さらに強いチームを作ろう。

最後のミーティングでキャプテンが放った一言「立命館に入って良かった」

そう思える選手を一人でも増やそう。

そして、立命館に入って野球をしたいと思ってもらえるようなチームにしよう。

1、2年生はと言うと。

今週末までに終わらせるように決めた、夏休みの宿題をみんなで取り組んでいます。

野球三昧の夏にするため。

センバツ甲子園への切符をとるため今はしばし勉強に集中。

2014年7月16日水曜日

2回戦の結果と宿敵

昨日、2回戦は太陽が丘球場で紫野高校と対戦しました。

朝イチの試合だったのでスタンドのお客さんは試合前は少なかったですが、試合後は満員でした。

平日にも関わらず多くの応援を頂きましてありがとうございました。

さて、試合内容ですが、先発の小橋は球数こそ多いものの毎回ランナーを背負いながら粘りの1失点完投。

打線は初戦の固さはあるものの積極的に仕掛けていき、毎回チャンスを作りながら得点できない重いムードでしたが最後まで集中力を切らさず粘り勝ち。

初回の1番打者藤田の先頭打者ホームランが飛び出すなど、やって来たことが表れた試合でした。

4ー1で勝利。

3回戦進出です。

試合後はたくさんの応援頂いた皆様にお礼を申し上げるべきところでしたが、次戦の相手を偵察すべく一人舞鶴球場へ駆けつけていました。

申し訳ありません。

お陰さまで相手の東山高校の様子が良くわかりました。

3回戦は18日14時からわかさスタジアムで東山高校と対戦します。

準々決勝以降の戦いを考えると、この3回戦、4回戦をどう戦うかがカギになってきますが、負けてしまえばそこで終了。

難しいところですがあと一日間、選手の様子を見ながらじっくり考えようと思います。

ところで東山高校ですが京都では甲子園常連の強豪私学です。

最近甲子園に行ったのは13年前。

私が高校2年の夏です。

立命館は準々決勝で対戦し延長の末惜しくも負けてしまい、東山はそのまま甲子園へ。

それ以来、私にとって宿敵になったわけですが。

リベンジの機会は思ったより早く訪れました。

私が高校3年の夏。

先輩の思いを胸に戦ったわけですが、またもや延長戦。

2年連続の東山との延長戦は12回まで縺れた末、惜しくも4ー3で破れました。

ということで私からすると積年の思いがある東山高校ですが、今の選手たちにとってみたらどうでもいいこと。

目の前の東山は昔とは選手も監督もグランドさえも変わっています。

相手を良く見極め全力で向かって行きます。

引き続き応援よろしくお願いします。

2014年7月9日水曜日

朝日新聞に載りました

何度か足を運んで頂いていた朝日新聞の記者から先日、「明日の連載記事に載せました」と連絡がありました。

早速、朝刊を確認するとでかでかと記事が出てるではないですか。

しかも、野球とスマホの関係について。

異論はあるかと思いますが、社会に出れば使いなせないとダメなツールですから、高校生の時に使いこなせるようにしておかないと。

便利なものは使ってなんぼ。

ほっといたら高校生のスマホの使い方はLINEで無駄話かゲームするだけ。

禁止して使うなというのは簡単だけど、それでも隠れて使うのが高校生。

ならいっそのこと絶対スマホを使うなら野球に利用しよう。

そういう経緯でこのブログも始めたわけですが。

京都版の記事なのでまだ見られていない方は写真でご覧下さい。

とは言え、取り組みだけが先行して中味が無かったらカッコ悪い。

何とかこの夏は結果を出さないと。

初戦は15日ですが、勝ち進んで4回戦は20日の日曜日なので皆様わかさスタジアムまで応援にお越しください。

2014年6月29日日曜日

抽選会の結果

昨日、抽選会がありました。

新聞報道ですでにご覧かもしれませんが。

初戦は15日の太陽が丘で9時半から。

相手は昨秋ベスト8の紫野高校。

初戦からなかなかの相手ですが、そのあとも強豪揃いのゾーンに入りました。

東山、両洋、西城陽など。

隣のゾーンは成章、乙訓、翔英、そして福知山成美。

準決勝では順当に行くと平安です。

ほとんどがこの数年に甲子園経験のあるチームばかり。

本当の意味でチーム力が問われる大会になりそうです。

思案のしどころですね。。。

開幕まであと2週間、監督は考え抜きます。

みなさま、応援よろしくお願いします。

2014年6月25日水曜日

背番号14番

6月のこの時期は選手にとっても監督にとってもストレスのかかる時期です。

選手は最後の大会に向けて最後の追い込みがある中、チーム内で熾烈なメンバー争いをしなければなりません。

監督はそのメンバーを選ばなければなりません。

枠のあるスポーツなので、どうしても選ばれる選手と選ばれない選手が出てしまいます。

「実力が並べば下の学年」

これは鉄則ですが簡単なようで難しい。

容赦なく3年生を外すことはできません。

それは決して甘くなって情にかられているわけでなく3年生には下級生にない「想い」があるから一概に期待できないわけではありません。



そんな中、先週末に高校時代の同級生の森田と前田と食事に行きました。

相変わらず、会えば高校時代の最後の試合の話から野球談義になります。

森田は最後の大会で私と組んだピッチャー。前田は背番号14番のサードコーチ。

二人とも今は金融の仕事をしています。

今回は、高校時代になかなか試合に出る機会がなくムードメーカー的な存在でいつもいじられるばかりの前田の話が心に染みました。


野球は誰が見ても下手くそ。

体は小さく、足も速くない。

そんな前田が高校時代を振り返り言った言葉は「俺は誰よりも甲子園に行きたいという気持ちを持っていた」と。

そんな実力で??

そう言い返したくなるところだが。

彼が付け加えるのは、「それが与えられたサードコーチであったとしても」ということ。

この言葉に素直に驚かされましたが、彼が言うにはそういう気持ちの人間が20人揃って、スタンドもそういうやつばかりのチームになれば絶対強いと。


確かに。


本気で勝ちたくてベンチワークをしてくれるチームは強い。

本気で勝ちたくて応援してくれるスタンドがいてくれたら強い。

そういうチームなら練習も変わる。


メンバーを決めるのに実力や期待できる精神を見ようとしていた自分が監督としてまだまだだと恥ずかしく思いました。

どれだけ多くの選手を本気にさせられているか。

指導者なんてきっかけ作りをする立場なのにそれを抜かして選手を決めていたのではないか。

今からでもメンタルは変えられる。

本気で勝ちたくて勝ちたくて、チームのために働ける選手を増やそう。

みんながそうなれば絶対勝てる。

目に見えない「気持ち」の部分。

10年以上たってチームメイトの気持ちに気づかされた。


とは言え、同級生との会話の大半は昔話としょーもない話で。

今でも高校生のように笑いあえる絆は真剣に勝ちたいと思って白球を追いかけた日々があるから。

バント談義
左が森田、右が前田
これでもどちらも1児のパパ

2014年6月19日木曜日

都市対抗出場にあやかる


本校の卒業生で唯一企業チームで現役を続けている岩澤正登投手が訪問してくれました。

彼は私の1年下の後輩で、高校を卒業後、国士舘大学へ進み、エースとして2部のチームを1部に昇格させ、広島にあるJFE西日本という社会人チームで活躍しています。

今回は都市対抗予選で第一代表として都市対抗出場を決めたことの報告と激励を兼ねて訪問してくれました。

彼の言葉を借りると「都市対抗は大人の甲子園」

大人だから高校生よりも泥臭くやるようです。

彼は、高校時代から野球に対する強い気持ちとクレバーさを持っています。

関東で磨きをかけてアマチュア最高峰の都市対抗野球や日本選手権で活躍し素晴らしい野球観を持っています。

年に1回は訪問してくれてその度に後輩に指導をしてくれます。

私も彼から数多くのことを学んでいます。

投手としての心構え。

これがなかなか高校生には難しいですが少しでも岩澤投手のようなピッチングに近づけるように指導したいものです。

とはいえ、岩澤投手のピッチングは決して華々しいパワーピッチングではありません。

120キロ代のストレートで強豪の社会人バッターを翻弄します。

以前の東京ドームでパナソニック戦のピッチングではいわゆる「間」を完全に投手が支配して凡打の山を気づいていました。

私はそれ以来、後輩ではありますが岩澤投手のファンで時間を見つけては観戦しています。

是非、1度速さでも変則フォームでもなく、見えないバッター心理をうまく掴んで翻弄していく彼のピッチングをご覧下さい。

わがチームの選手も憧れて社会人野球まで続けてくれる選手が出てくるでしょうか。

岩澤正登選手紹介
http://www.jfe-steel.co.jp/works/west/yakyu/player/picher.html

JFE西日本・岩澤正登投手動画
http://youtu.be/ln4fV9Dpi1s

写真を撮り忘れていました。

がんばれ岩澤!!

2014年6月10日火曜日

皇子山球場の芝生

昨日、OB会の野球大会が皇子山球場でありました。

毎年6月のこの時期に5時から9時の間、照明をつけてOBのみなさんが硬式で野球を楽しまれます。

一昨年前よりOB会のご好意で前半を現役のために使わせて頂いています。

皇子山球場はご存じの方も多いかと思いますが数年前に改装工事を行い、近畿で最も美しい球場となりました。

そう言い切れる理由は、綺麗に手入れされた外野の芝生。

野球少年なら誰しも憧れる、球場の芝生の感覚を1年生も含めて全員で味わうためにみんなで来ました。

全員でキャッチボールをした後、ここぞとばかりに今までやってこなかったノックをやりました。

外野のクッションから内外連携ノックと2時間にわたる守備練習。

先輩にもノックを手伝って頂きましたが終始打ち続けるのは久しぶり過ぎてさすがに疲れました。

後半は先輩方の野球大会。

青春時代を思い出されてハツラツとプレーされていました。


平日ですがせっかくの機会なので若手のOBもたくさん参加してほしいものです。

これ以外にも今月の20日、27日、7月4日(いずれも金曜)は伏見桃山球場をOB会におさえてもらっています。

駐車場もスタンドもありますので是非、現役の姿をご覧になって下さい。



OBの何名かの先輩に「ブログ見てるで」とお声かけ頂きました。

励みにして野球部の現状をお伝えできるように、頑張ります。


ところで、保護者はご覧になられてるのでしょうか?

私が直接お伝えした覚えはありませんが。

野球部以外の方もご覧頂いているみたいです。

ご覧の方にさらに広めて頂けると幸いです。

よろしくお願いします。

ナイターに外野の芝生。
野球小僧には幸せな環境。

2014年6月7日土曜日

気合いの先輩登場!!

久しぶりにお客さまが我チームを訪れて下さいました。

ご丁寧にアクエリアスまで頂きました。

いつもお世話になっている厳しくも優しいOBのお一人です。

今日もチームを激励に来て頂きましたが、訪問と同時に大雨が降って来てしまいました。


しばらく降った雨でグランドはぬかるみ、初めはティーバッティングしかできませんでした。

先輩は熱心に選手が打っている様子をご覧になられています。


グランド状態が少し良くなったので守備練習が始まり内野のゲッツー練習が始まりました。

黙々と取り組む選手をしばらく先輩もご覧になられていました。

私がセカンドベース付近で指導をしていると。。。


「よっしゃー!ノッカーー!!」


と、ひときわ大きく甲高い声でノックを受けようとしているのは先程まで一緒に見ていた先輩ではありませんか。

いつの間にかグローブまではめています。


グランド中の注目を集めての一本目。


ぬかるんだグランドに足をとられて大転倒。

さすがです。


先輩は気にせずその後もノックを現役より大きな声を出して受け、その後は気合いの充分入ったノックを現役に打って頂きました。

久しぶりに元気にはつらつとノックを選手が受けていました。


先輩は午後の練習を最後までご覧頂き、集合させて何かを話すわけでもなく去っていかれました。

そこもかっこいい。



いつも思いますが、私は「人」に恵まれていると思います。

私の周りには優しい方ばかりです。

今日もただただ感謝です。

期待に応えられるように私ももっと精進しないと。

今日は先輩に来ていただき、現役は先輩の気合いが乗り移りました。ありがとうございました。



お帰りの際のひとコマ。


私が先輩をお車までお見送りしに来ると、ボールを拾いに来ていた1年生が帰られるのを察知して門までダッシュ。

車が見えなくなるまでお見送り。

1年だけど偉いなーと思いました。


先輩方、野球部一同お待ちしております。

先輩の後ろ姿。誰かわかりますか??

2014年5月26日月曜日

監督の健康診断の結果とチームの打撃力

今日は朝から雨の予報できたが午前は小雨が通るくらいで。

昼過ぎまで良いグランドコンディションでしたが、6限目で雨がしとしと降り出しました。

多くの部活が校舎や軒先で練習する中、例のごとく今日もここぞと「雨の練習」が始まりました。

今日は、雨の中で試合形式の実践練習。

投手もなかなかストライクを入れるのに苦労していましたがみんなそれぞれが工夫していました。

雨の場合の多くなる球種と打ち方、審判のストライクゾーンが甘くなること、バントの考え方、守備の心構え、送球の注意点、走塁の積極性など細かい内容を自分たちで話し合って確認していました。

こういう雨の振り出しから徐々にコンディションが悪くなる状況なんて年に数回しかない状況です。

作ってできる状況ではないので今日も貴重な練習ができました。



さて、話は変わりますが。

5月の教職員定期健康診断がありました。

毎年気になるのは体重。

先日久しぶりに会った友人にも「太ったな」と言われ、女子のように気にしてしまう始末。

結果は「4㎏増加。」

早速、キャプテンにそのことを報告すると、「すごいですね」と半笑い。

とは言えその後すぐに「僕もそれくらい増やしたいです」と。



高校野球でウエイトトレーニングが導入されて久しくなりましたが、今や本格的なトレーニングをどこのチームも導入しています。

そして同時に栄養を正しく取るための「食育」に力を入れるチームが増え、体重管理を徹底するチームが増えてきました。

チームデータで平均体重が指標にされる時代になりました。

もちろん我々もトレーニング・食育・体重管理をするチームです。


なぜ、体重が必要なのか?


10年ほど前にバットの規格が変更になったのをご存じでしょうか?

900グラム以下のバットの使用が認められなくなりました。

打球速度が速くなりすぎて投手が危険であるなどの理由があるらしいですが。

さらに10年ほど前になると甲子園の俗に言う「ラッキーゾーン」というのが廃止されました。

どちらも高校生の打撃力(技術も含めて)が向上しているからです。


投手目線で言うと、2,30年前はカーブが主体のピッチング。イメージは荒木大輔や桑田真澄投手。

10年ほど前はスライダーが主体。松坂大輔選手が京都成章をスライダーで三振をとりまくってましたね。

で、この数年で出てきた球種は「落ちる球」です。

高校生がフォークを投げると肘を痛めるからどうこうと言うのは昔の話。

2番手や3番手の投手でも今はチェンジアップやフォークを投げます。

この投手の変化も全て「高校生の打撃力の向上」があるからです。



今の高校野球は「超攻撃野球」

打てないと勝てないし、好投手でも必ず打ち崩されます。

チームの打撃力アップは必須課題です。

そのために2年半の短い間で体重を増やして打撃速度を上げ、打撃練習に多くの時間を費やします。



ところで監督の体重が1年で増えた理由ですが。

この1年間、短い練習時間をフルに打撃練習に費やした結果です。

ノックの時間を削って打撃に当てたため、今年はほとんどノックを打っていません。

守備練習は打撃練習の打球を受けたり実践での守備を練習に当てています。

そのほうがいわゆる「生きた球」を受けることができるしうまくなると考えたのも一つの理由です。

そもそも今の高校生の打球をノックで再現することは不可能です。

とはいえノックを中心とする守備練習が不要であるとは考えていません。

時間が許すならノックをしたいと考えています。


しかしこのチームの打撃練習の日々はまだまだ続くので、私は打撃投手でも努めて汗を流そうと思います。
雨練習後のグランド整備。水が浮いてますね。
トレーニング日誌。 体重チームナンバーワンはもちろん監督です。

2014年5月19日月曜日

夏への準備

昨日、中高時代の友人と久しぶりに食事に行きました。

その友人は中学時代こそ同じ野球部だったのですが高校はラグビー部。

ですが、6年間同じクラスという何とも縁深い関係です。

そんな彼が先日の春季大会に来てくれて、スタンドで声をかけてくれたことで食事に行くことになりました。

彼曰く「ブログ読んだら居ても立ってもいられなくなって球場に足を運んだ」とのこと。

少しは野球部の役に立てるブログになったのかと嬉しく思います。



さて、春季大会の準決勝は宿敵立命館宇治に1-8と惨敗。

続く3位決定戦は鳥羽に5-6と惜敗しました。


まずは近畿大会を目標にしてきただけに4位で行けなかったことが悔やまれます。

しかし、春季大会で公式戦を合計7試合(内、球場での試合は4試合)を戦うことができて、メンバーにとってもメンバー外にとっても価値のある春季大会になりました。

公式戦での雰囲気を味わえることや、多くの選手が試合経験を積んだことは1次戦敗退したチームとはシード権以上に大きなアドバンテージになったと思います。

また、課題が明らかになりました。

攻撃に重点を置いた分、合計得点は33点で1試合平均4,7点と攻撃力は強化されました。

しかし、合計失点は22失点ですが、そのうち準決勝以降の3試合の失点は18点、1試合平均は6点。

原因は投手のスタミナ不足(一言で言いすぎですが)と野手の守備力の弱さにあります。

投手に関しては投球動作の改善と走り込み、そして2枚目以降の投手の育成が課題。

野手に関しては、守備力の強化と細かいフォーメーションの確認が必要です。


とはいえ、守備にそんなに時間を割くわけにも行かないので工夫した練習方法が求められます。

打撃練習を中心にした練習内容でいかに守備力を強化するか。

難しい問題ですが、こういうことを考えられるのが立命館の選手の強みです。


夏にはさらにパワーアップしたチームをまたお見せできるようにがんばりますので、引き続き応援よろしくお願いします。

春季大会にたくさんの方に足を運んでいただきました。ありがとうございます。

夏もぜひ球場に来ていただきまして応援下さい。

試合終了後、応援に来てくれた女子生徒にもらったシューアイス。
『お疲れ様でした!!みんなで買いました!」
うれしくも恥ずかしく、スタンドで負けてひとりシューアイスをいただきました。 
大会中は自分たちでデータ分析。 
昼休みの食事会の時間を使って全員で確認。
練習休みの日は体は休めますが頭は休めません。by主将藤田怜