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2014年3月28日金曜日

岡山遠征中

昨日より、岡山に遠征に来ております。

初日は4時間かかって毎年お世話になっている興譲館高校へ。

礼儀正しく元気もあって、笑顔で挨拶ができる高校生。

毎年勉強させていただいています。

ところで、我がチームは遠征など宿泊を伴うものが1年間に何回もあります。

宿泊をすると、選手の意外な面を見ることができます。

良い面も悪い面も含めてですが中には不思議なことをする選手もいます。

朝、洗面所で顔を洗っているであろうと思い、のぞきこむと、、、グローブを水洗いしていました。

きれい好きなのか、ずぼらなのか。

いろいろ発見が多い一日になりそうです。

今日は強豪の関西高校。

楽しみです。

2014年3月24日月曜日

修正力こそ実戦力

一昨日前から怒濤の8連戦中です。

先日の、オープン戦では冬にやってきたバッティングの成果が今一つ出ません。

試合相手の監督が持つ打線の印象を聞き、それを修正ポイントに入れるようにします。

なぜそうするかと言うと、我々スタッフはどうしても連続して冬から経過を見ているので良くなってるように見えてしまうからです。

試合になると相手監督は打線の印象を見てバッテリーに攻めかたを指示する訳ですからそれの逆を行けばいいわけです。

私が若いのもあったり、先方の監督方が強豪で経験が豊富な方が多いもので熱心に教えを頂きます。ありがとうございます。

そんなこんなで、先日の練習で修正を加え、また8連戦で修正をしながら強くなっていくわけですが。

この前の練習でいつもの練習にアイディアとアイディアが複合した練習が生まれました。

私がアメリカでコーチ修業をしていたころ、アメリカで行われるバッティング練習と日本の違いの多さを感じました。
(ちなみに打撃練習を略してBPと言います)

そもそもバッティングに対する考え方が違うのですがそれは置いといて、方法が一つ違います。

それはピッチャーとバッターが異常に近いこと。

これは恐らく、ピッチャーがストライク入り易くして尚且つそれをある程度のスピード感を持たせる為です。

ここまでなら日本で見かける方法ですがピッチャーが近づくことで起こる弊害があります。

投球に角度がつかないということです。

要は、マウンドの高い位置から投げ下ろされる投球とマウンドの下から投げられる投球はそもそも角度が違うわけです。

アメリカではマイナー、メジャーに関係なくマウンドの前に移動式のマウンドを置きます。

いわゆる投球ラインにバットを最短距離で長い時間入れようとする練習をしたい我がチームにとっては投球の角度が実戦と違うことは死活問題。

本当の実戦の角度に近いラインを出すためにいつもの近距離で打つテニスボール打ちの投手の足元にビールケースやタイヤを置いて高い位置から投げます。

そのラインをさらに意識するために投球ラインに紐を引っ張って置きます。

これで少しはラインへの最短距離がわかったはず。

試合の内容が上向くことを期待しましょう。


ちなみにアメリカのバッティング練習では打撃投手は誰が務めるかというと、監督やコーチが投げます。選手が投げることは滅多にありません。

私のアメリカでお世話になったボスのライノ・サンドバーグ監督はシカゴカブスの永久欠番で殿堂入りしている全米の中でも超超有名な方でした。(今シーズンからフィリーズのメジャー監督)

分かりやすく日本で言うと王さん、長嶋さんみたいな人。

そんな人でも進んで打撃投手をします。

私はノーコン過ぎてサンドバーグ氏をキャッチャーに座らせるという恐縮な出来事がありましたが。

日本ではなかなか投げてませんでしたがこれから頑張って投げようと思いました。

3日前のが筋肉痛で残る身体になりましたが。。。

2014年3月12日水曜日

修学旅行とシーズンイン

一昨日、2年生全員が修学旅行から帰ってきました。

我が高校の修学旅行は生徒の企画で毎年違った行き先になります。

しかも何コースもあってどれもユニークです。

修学旅行から帰ってきた野球部の生徒は、留守番の我々指導者に毎年恒例でお土産を買ってきてくれます。

みんなコースごとにそれぞれ工夫と気遣いをしてくれます。

ほんとうれしい限りです。感謝感謝


修学旅行が終わると同時に、オープン戦が始まります。

昨日の練習中にコーチとの会話で、、、

改めて春先のシーズンは大事だと確認しました。

冬のトレーニング期や夏の大会直前は誰でもがんばります。(ここで頑張らんやつは嘘や)

けど春先のオープン戦になるとどうか?

冬トレ番長(冬のトレーニング期だけ目立つやつ)が存在するのはその後のオープン戦期に消えるからそう呼ばれるのです。

冬と春先の違いは何か?

それはプレッシャーがかかる場面が増えるということ。

春のオープン戦は対戦相手にプレッシャーをかけられ、あるいはチーム内競争のプレッシャーが毎日のようにかかります。

冬のトレーニングは誰でも頑張るし、トレーニングの取り組みは違えど3ヶ月の効果の差はほとんどありません。

どのチームもそんな差は出ません。

だから2月くらいはほとんどのチームの力は均衡しているはず。

この3月から5月にどれだけプレッシャーを感じながら頑張れるか。

ここに夏に勝つチームとそうでないチームの差が出るのです。

3月のこの時期にいつまでも冬トレを引きずって、自分だけのペースでやっていても全くここからは伸びません。

相手に(あるいはチームメイトに)プレッシャーをかけられながらできるか。

さぁ、エンジンかけて。

この時期にライバル校に差をつけろ。

秋の悔しさを思い出せ。

グアム組のお土産
カブスとドジャースのショットグラス
モンゴルのお土産
チンギスハンのマグカップ
歴史の教師だからか?
屋久島のお土産
野球で着れるシャツです!とのこと。
世界遺産にあやかるか。

2014年3月7日金曜日

「勉強しろー。」

今でも自分の口から「勉強しろ」という言葉が出ることに違和感を覚えますが。

テスト前になると連発しています。

ご存知かどうか、我が高校は進級基準が非常に厳しい。

しかも、普段の定期テストの結果が大学への推薦に関わります。

簡単に言うと、大学への入試を毎回の定期テストに分割している感じです。

とにかく、野球部でも例外なく勉強しなければなりません。

でないと、留年。。。

定期テストの1週間前から練習の代わりに勉強会をします。

テスト前やテスト中の放課後は生徒がいなくて静かなものです。

教員もテスト中はゆっくりします。ここぞと休む人も。

そんな中、野球部全員で集まってテスト勉強。

出来る選手は苦手な選手に教えたり、みんなで支えあいながら取り組みます。

選手からすると、何時間も缶詰めになって何時間も勉強するのはかなりストレスなようです。

1人で勉強するほうが効率はいいように見えますが。

なぜ、集まってやる必要があるのでしょうか?

それは「チームだから」に尽きます。

もし、勉強をサボった選手が補習に呼ばれたらそれだけでみんなに迷惑がかかります。

もし、勉強が苦手な選手が留年してチームを去るようなことがあれば、、、得意な選手は彼に教えずそのままチームメイトを1人失いますか?

事実、今までもそのような事があったのです。

2度と見す見す仲間を失ったり勉強でチームに迷惑がかかるようなことがあってはならない。

それがチームです。

チームワークです。

一見、効率の悪いように見える勉強会でチームの大切さ、仲間への思いやりまで学んでいます。

個人的には、高校時代に勉強しなかった私が大人になって苦労しているからこそ余計に「勉強しろ」としつこく言うのだと思います。

高校時代に戻れるなら、あの時の私に「勉強しろ」と言ってやりたい。

みんな大人になって勉強の大切さに気づくのです。

私もこの歳になってようやく勉強の大切さに気付きました。

親の口から出る「勉強しろ」なんてなかなか届かないもんですね。笑