ページ

2014年3月7日金曜日

「勉強しろー。」

今でも自分の口から「勉強しろ」という言葉が出ることに違和感を覚えますが。

テスト前になると連発しています。

ご存知かどうか、我が高校は進級基準が非常に厳しい。

しかも、普段の定期テストの結果が大学への推薦に関わります。

簡単に言うと、大学への入試を毎回の定期テストに分割している感じです。

とにかく、野球部でも例外なく勉強しなければなりません。

でないと、留年。。。

定期テストの1週間前から練習の代わりに勉強会をします。

テスト前やテスト中の放課後は生徒がいなくて静かなものです。

教員もテスト中はゆっくりします。ここぞと休む人も。

そんな中、野球部全員で集まってテスト勉強。

出来る選手は苦手な選手に教えたり、みんなで支えあいながら取り組みます。

選手からすると、何時間も缶詰めになって何時間も勉強するのはかなりストレスなようです。

1人で勉強するほうが効率はいいように見えますが。

なぜ、集まってやる必要があるのでしょうか?

それは「チームだから」に尽きます。

もし、勉強をサボった選手が補習に呼ばれたらそれだけでみんなに迷惑がかかります。

もし、勉強が苦手な選手が留年してチームを去るようなことがあれば、、、得意な選手は彼に教えずそのままチームメイトを1人失いますか?

事実、今までもそのような事があったのです。

2度と見す見す仲間を失ったり勉強でチームに迷惑がかかるようなことがあってはならない。

それがチームです。

チームワークです。

一見、効率の悪いように見える勉強会でチームの大切さ、仲間への思いやりまで学んでいます。

個人的には、高校時代に勉強しなかった私が大人になって苦労しているからこそ余計に「勉強しろ」としつこく言うのだと思います。

高校時代に戻れるなら、あの時の私に「勉強しろ」と言ってやりたい。

みんな大人になって勉強の大切さに気づくのです。

私もこの歳になってようやく勉強の大切さに気付きました。

親の口から出る「勉強しろ」なんてなかなか届かないもんですね。笑

1 件のコメント: