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2014年3月24日月曜日

修正力こそ実戦力

一昨日前から怒濤の8連戦中です。

先日の、オープン戦では冬にやってきたバッティングの成果が今一つ出ません。

試合相手の監督が持つ打線の印象を聞き、それを修正ポイントに入れるようにします。

なぜそうするかと言うと、我々スタッフはどうしても連続して冬から経過を見ているので良くなってるように見えてしまうからです。

試合になると相手監督は打線の印象を見てバッテリーに攻めかたを指示する訳ですからそれの逆を行けばいいわけです。

私が若いのもあったり、先方の監督方が強豪で経験が豊富な方が多いもので熱心に教えを頂きます。ありがとうございます。

そんなこんなで、先日の練習で修正を加え、また8連戦で修正をしながら強くなっていくわけですが。

この前の練習でいつもの練習にアイディアとアイディアが複合した練習が生まれました。

私がアメリカでコーチ修業をしていたころ、アメリカで行われるバッティング練習と日本の違いの多さを感じました。
(ちなみに打撃練習を略してBPと言います)

そもそもバッティングに対する考え方が違うのですがそれは置いといて、方法が一つ違います。

それはピッチャーとバッターが異常に近いこと。

これは恐らく、ピッチャーがストライク入り易くして尚且つそれをある程度のスピード感を持たせる為です。

ここまでなら日本で見かける方法ですがピッチャーが近づくことで起こる弊害があります。

投球に角度がつかないということです。

要は、マウンドの高い位置から投げ下ろされる投球とマウンドの下から投げられる投球はそもそも角度が違うわけです。

アメリカではマイナー、メジャーに関係なくマウンドの前に移動式のマウンドを置きます。

いわゆる投球ラインにバットを最短距離で長い時間入れようとする練習をしたい我がチームにとっては投球の角度が実戦と違うことは死活問題。

本当の実戦の角度に近いラインを出すためにいつもの近距離で打つテニスボール打ちの投手の足元にビールケースやタイヤを置いて高い位置から投げます。

そのラインをさらに意識するために投球ラインに紐を引っ張って置きます。

これで少しはラインへの最短距離がわかったはず。

試合の内容が上向くことを期待しましょう。


ちなみにアメリカのバッティング練習では打撃投手は誰が務めるかというと、監督やコーチが投げます。選手が投げることは滅多にありません。

私のアメリカでお世話になったボスのライノ・サンドバーグ監督はシカゴカブスの永久欠番で殿堂入りしている全米の中でも超超有名な方でした。(今シーズンからフィリーズのメジャー監督)

分かりやすく日本で言うと王さん、長嶋さんみたいな人。

そんな人でも進んで打撃投手をします。

私はノーコン過ぎてサンドバーグ氏をキャッチャーに座らせるという恐縮な出来事がありましたが。

日本ではなかなか投げてませんでしたがこれから頑張って投げようと思いました。

3日前のが筋肉痛で残る身体になりましたが。。。

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